1971年リリースのセカンド。まさしくスペースロック。ここにはマイケルシェンカーという神は存在しない。かわりにあるのは「10分以上の楽曲2つ」という事実。フィルモグもまだまだ方向性がきちんと定まっていないということを露呈。これは慣れるのに相当な時間がかかりそうだ。楽曲の焦点がいまいち絞れていないのと、コンセプトが統一されていないのが弱点か。リバーブを多用しながら長めのギターソロに入る。いわゆる唯我独尊状態だああああ。マイケルシェンカーがいなくても許せるかたにのみおすすめ。酒を飲みながら聞くとはまれるかも。だらだらした演奏の中に彼らの試行錯誤の跡が強く出ています。トンネルの中にいたUFOは事故りやすいということでしょうか。サイケデリックでスペーシーなサウンドがお好きなかたならいけるでしょう。お遊び精神全開なUFOを許してやってください。私は眠くなりました。睡眠導入剤にどうぞ。(9)
2000年リリースの再結成第2弾アルバム・・・70年代の感覚が戻った感じなので、結構楽しめる内容です!!マイケルシェンカーのギターはUFOだと伸び伸びした感じなので、自己のグループよりは解放されているのでは(笑)・・・往年の凄みはないですが、やはり唯一無二の素晴らしいギターサウンドを聴かせてくれます。仲は根本的に悪いのでしょうが、フィルモグとの音楽的相性は本当いいですよね。また独特のUFO節のグルーヴ感を作っているのは、マイケルのリフとピートウェイのコシのあるベースだと再認識しました。因みにドラムはジャーニー・ホワイトスネイク等に参加していたブリテッシュロックの重鎮・エインズレーダンバー、渋い!!9曲目「セレナーデ」でのマイケルのアコースティックソロは、非常に印象的ですよ・・・シンプルな曲ながらフックがあります!!CD2は「ウォークオンウォーター」発表後のライブ音源で、マイケル・フィル・ピートとポールレイモンド(G・Key)・元AC/DCのサイモンライト(Dr)で演奏されています・・・初期の曲が多いのでノスタルジーに浸ってしまいました、もっと収録して欲しい曲はありますが。後半2曲「シュートシュート」と「カモンエヴリバディ」は、日本盤のみのボーナストラックなので要注意!!日本盤のこの限定仕様をオススメします!!!!
マイケル・シェンカー加入後2作目。「超」のつく代表曲は収録されていないが、後のライヴでもプレイされる曲が多く含まれており、そういう意味でもUFOの代表作のひとつと言えると思う。サウンド的には前作「現象」の延長戦上にあるが、このアルバムから、キーボードがフューチャーされるようになって、UFOサウンドが確立された。"let it roll"や"shoot shoot"なんかが代表曲ですが、私は"too much of nothing"が結構好きな曲です。
歌詞カードついてませんが、ライヴ・スタジオ録音共に音質もいいし手軽にUFOの有名曲を聴きたいと思っていてその事を気にしない方にはいいと思います。 個人的には歌詞カードは欲しかったので☆をひとつ減らしました。
1993年リリース。ファンクラブのバックアップで制作されたらしいアコースティックアルバム・・・ジャケには、応援してくれた方々の名前が列記されているようです。POSITIVE ENERGY RECORDSと言う所からのリリースなので、ほとんど自主制作盤と言った趣です(日本盤でその後リリースされた事あるんだね!)。個人的に当時入手には苦労した記憶があります、高かったし(涙)。内容としては、美旋律が奏でられるギターインストアルバム・・・ヒーリング的な感覚の仕上がりですね。AMAZONではMSGと記載されていますが、完全なるソロアルバムなのでバンドと勘違いしないでください。この頃は本当何をやってもうまく言ってないあたりだったと思いますので(決めつけ、笑)、リハビリテーション的な意味でこのアルバムはとても重要だったと感じます・・・普通のギタリストじゃ、やっぱり作れない旋律ですもん!!とは言え、エレクトリックなマイケルが好きなんで、このアルバムは聴く機会はほとんどないのが正直な所。今日は久々祝日休みで、CD整理していて見つけた次第(笑)・・・当時どこで購入したんだろ、なぞだ。
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