NHKでもドラマ化され、映画化もされました。みなさんが、おっしゃるとおり、とても良い作品です。
私は、悲しい話だと思いました。けど、悲しいけど悲劇ではないのです(意味不明ですいません。読んでみてください。)。私は、最終章の「蝉しぐれ」でのふくと文四郎のやりとりがとても好きです。読んだ後は、さわやかな気持ちになります。
藤沢周平氏の簡潔で無駄のない文章ですが、読んでいると、情景や人物の顔まで浮かびます。
すらすら読める作品だと思います。ぜひ、一読を。
雪の深い田舎の旅館の疲れた男と、盲目の老嬢の交流。惹かれたのは、文章。題名がとても魅力的なので、それを意識して手に取った人はガッカリするかもしれない。雪国の寂れた温泉宿の、疲れた男と、中年老年の人々が中心の、華やかではない話だからだ。この文章の魅力は、高齢の女性を、上品、かつ官能的に描いた表現にあると思う。このように表現できるのか、と驚いた。彼女は、ここではない、どこかの、例えばブエノスアイレスのような異国の街の空気を、纏って現れる。その風景を、ダンスを通して、男は見るのだ。
原作は映画より過激ですね。映画も凄いですけど原作は更に上です。 ブルーレイは画面サイズがシネスコ??なら欲しいです。
散開ツアーのライブだけあって、「浮気なぼくら」の歌モノ楽曲を中心としたベスト盤的構成になっている。当時お小遣いもロクにもらってない小学6年生だった僕は、TVでガンガンかかってた彼らの曲は相当好きだったものの、残念ながらアルバム聴いてライブ行って、というハマリ方はしなかったし、できなかった。(当時もし中学生になってたら、多分そうなってたと思う。)
そんな僕にとっては、後から歴史を検証する材料としてこのアルバムは有名な曲が詰まっていて便利だった。正直、ハウスの登場以降はクラブ・ミュージックの進化の方が僕には大事だったので、あんまり真面目に同時代で彼らの作っている音を聴いてなかったんだけど、エレクトロニカに移行してからの彼らの音が素晴らしすぎて、最近になってもう一度冷静に彼らの過去の音源を聴いてます。
十把一絡げに「テクノ」といっても彼らの場合ライブは生演奏が主体で、しかも3人のうち2人がリズム隊です。相当ミュージシャン・シップに溢れたタイトな演奏が聴けます。
ドラマまがあまり好きでなかったましてや時代劇など…。ところが何気なく見ていた蝉しぐれのドラマにははまってしましました。 脱帽でした。原作を読み、日本人の心の原点を見たように思います。 内野聖陽なる俳優もはじめて知り、参りました。細かい演技一つ一つに文四朗が乗り移っているようで、本当にのめりこんで見ました。 必見です。DVDは予約しましたが ビデオも予約して見ていない友人たちに貸してあげようと思っています。感激を共有したいと思っております。
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