ペニーフットホテルの本です。
クリスマスシーズン、主人公セシリーにまたまたトラブル。
翻訳の本でもかなりの頻度で出ていたイ○ンが死体で見つかります。(伏字)
このシリーズの本は、トリックが巧妙でも推理や背景が複雑でもないので、本格的なミステリーが読みたい人には向かない作品です。
でも、登場人物に慣れてきている方には楽しめると思います。
セシリーやマデライン他レギュラーメンバーやホテルにも色々変化がありました。名字が変わる等色々です。
過去の本が手に入りにくくなっている中で、これは買いやすかったです。
今手軽に買えるのは最近出た数冊程度です。
変化を追っていきたいのですが、入手しづらくなっているのが残念です。
確か 10年前かそこら辺でステレオサウンドのCDレビューが載っていて これを購入。 この収録曲のうちのなにかが NHKBSのテーマ曲になっていた。私はそれを知らずに購入したのだが 青い地球が映し出されているのと重なって聞こえてきた時に 平和を愛する人に必須メロディーと思ったものだった。
独特の世界観は健在ですが、システム上のトラブルがあり、ちょっと幻滅してしまいました。
まず、ゲームを進行させるための非常に重要なツールがあるのですが、ステージスタート早々に、そのツールで何気にやったことが意図せずクリア条件を成立させてしまい、よくわからないうちにいきなりゴールにジャンプ、クリアイベントを見せられ呆然。
そのツールはさらにやっかいで、あるステージのある場所で落としたりすると、二度と拾えずゲーム続行不可能になったりもします。号泣。
反面、3D グラフィックスは大変綺麗です。シリーズ No.1 と言ってしまってもいいでしょう。
一面の草原で草が風にゆれる様や、雲、水面、満天の星空等の自然描写は特筆に値するものがあります。
ステージによっては昼夜の移り変わり(実際には「昼夜」ではありませんが)も表現されていたり、奇妙な生き物がうろうろしていたり、謎解きに行き詰ったらポリゴン世界を徘徊して、しばらく風景に見とれているだけでも楽しいかもしれません。
また、全ステージクリア後のラストシーンに至るまでのシナリオは、やる作業自体はとてもシンプルですが、キャラクタの心の内面までも感じることができる、非常に奥が深いものとなっています。
しかし、いかんせんシステムが…。筋金入りの MYST マニアな人でないと許せないかも…。
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