上村一夫の絵なので大抵のことは許せてしまうが、この話、所々本当のことが書いてある、という程度で8割方フィクション。
大事なことなのでしっかり書くべき。
とくにお浜が働いていたホテルの創世記の話はデタラメも良い所。
ホテルのオーナー経営者は元相撲取りで、愛人を二人抱えるヤクザな男だった。
マンガの世界は史実と全く異なる。
このシリーズの他のマンガがしっかり取材しているのに、この作品だけがウソで塗り固められている。
ストーリー自体は美しいのだが、「フィクション」としっかり書くべきだ。
DVDも今年発売され、コミックスはどうなっているのか?と長年疑問のまま一冊の本を持っておりました。 今回完全版の発売を知り。わくわく、ドキドキしながら到着を待ちました。 第一巻は、手持ちのものとダブっておりますが、版が大きい分、迫力もあり感動的でした。
第一部の悪役は仲谷昇、岡田英次というダンディ系に深作欣二夫人の中原早苗を混ぜた、まあどちらかといえば知性系。それに対して、今回は南原宏治と山本麟一という最凶コンビを岸田森の秘密警察長官が飼い犬にするという、この上ない悪意の世界が展開します。このトリオ、後先考えないで伊丹十三の思想家にペスト菌を注射したり、それが蔓延すると、今度はペストの温床になったスラム街を焼き払ったりと、まあやりたい放題。これだけヒドイメンバーを部下に抱えると、普段は東映ヤクザ映画で絶対に自己に疑問を持たないボスキャラを演じる安部徹ですらさすがに部下の悪逆非道に恐れ慄いて「悪いことはやめようよ」というのが面白い。 この悪役軍団の前ではさすがの梶芽衣子も前作ほどの存在感を示せないのがちょっと残念ですが、まるで怪獣映画並みの悪役たちの暴走ぶりは爽快感すら与えてくれます。『怨み恋歌』というよりも『怨み濃い歌』と読んだ方がしっくり来るほど、濃い俳優さんたちの無法な活躍が楽しめる、地獄絵図みたいだけど楽しい傑作です。
丸尾末広さんの犬神博士が文庫本で読めて良かったです。
有名な漫画家さんの作品が一冊に詰まっていて楽しめました。
ホラー漫画は苦手な私ですが、 あまり恐くなく読むことができました。
☆筆者は【昭和の絵師】上村一夫先生フリークである。代表作『同棲時代』以外にも数多くの作品を発表してきた。このボリュームたっぷりの大型図鑑こそ、まさしく上村一夫先生の全てを体験できる最初で最後の集大成である。その偉大な画業の全貌と膨大なバイオグラフィーには思わず圧倒される。上村一夫先生のファンならば大満足されること間違いなし!。これは必ずや後世に語り継がれる至宝の逸品でございます!☆。
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