女性によって編成された特殊部隊を率いて様々な兵器を駆使し、敵軍と戦っていく戦術級シミュレーションゲーム。
元は、パソコンで人気のシミュレーションで、緻密な作戦指示や設定は、パソコン版を忠実に踏襲。
グラフィック&サウンドも大幅にパワーアップ。
戦闘シーンにはアニメーションも入り、臨場感が増している。
総勢27名の豪華声優陣を起用し、全てのキャラクターにボイスが付いてます。
【2001年廉価版発売】
最近の騒々しいオーケストラ風のゲームミュージックなどとは程遠い品のある曲が多い。 聴いていて不思議と静かに熱く盛り上がってくる。 ゲームで使用されたFM音源版とMIDI音源版が収められた付属のCDがついてくるので併せて聴いてみて欲しい。 それぞれのアーティストがいかに違和感無く、そして独自にアレンジしているのかが分かると思う。
これらのCDに収録されている楽曲を聴けば最近の日本のゲームミュージックがいかに騒々しいだけか理解できる。
パワードールファンならずともアレンジを施したアーティストのファンであれば必聴ともいえる一品。
往年の名作パワードール2コンプリート版です。
私はパワードール1作目(リメイク版ではない方)と4作目をプレイ済みですが、
ターン制戦術シミュレーションの名作と名高い本連作(2 , dash , advanced )はプレイしそびれていました。
他の方のレビューや、様々なサイトで言われている通り、本作を含めたパワードールシリーズは
非常に硬派な戦術級シミュレーションゲームです。
プレイヤーが指揮する事となる第177特務大隊、通称"DoLLS"は主な隊員は全て女性です。
(設定では隊を運営する裏方には多くの男性隊員もいるようですが)
この設定で一見すると軟派なロボット戦術シミュレーションかと思いきや・・・とてつもなく歯ごたえのある、
かつ、様々な状況に試行錯誤できる、自由度のあるゲームです。
恐らく各シナリオ(特殊任務=破壊工作、要人救出、拠点防御等々、任務は多彩です)の攻略法はプレイヤー一人ひとり違ってくるはずです。
その自由度を支えるファクターには作戦背景の戦況把握に始まり、作戦立案(非常に緻密です)から隊員選別、
兵種、兵装選択、等々があります。
一筋縄ではいかないですが、攻略法など調べずに自分で分析、立案した作戦を遂行した時の
カタルシスはこのゲーム意外ではちょっと味合えません。
しかし、私が初めて1作目に触れた時には、その魅力に気づかず、そのあまりにも地味なインターフェイスや
戦術画面に、ある意味圧倒されたのはいい思い出です。
本作では1作目よりも整理されたインターフェイスとはいえ、現在のゲームからすればやはり見劣りします。
戦術画面は戦術ボードゲーム的な表示で、フロントミッションの様な戦闘グラフィック等は皆無です。
コンプリート版と言う事で、その辺りを現代風にリメイクするといった方法もあったかと思いますが、
個人的にはこのままで良かったと思います。
その理由として、グラフィック的に省略された作戦立案、戦術画面にはプレイヤーの想像力を
大きく膨らませる余地を与えてくれているからです。
RPG作品にウィザードリィというこれも古くから愛されているゲームがありますが、あの感覚に近いものがあります。
文字と線が支配する迷宮はプレイヤー一人ひとりが好きなように想像し、肉付けする余地がありました。
火器管制システム、センサーが故障寸前、兵器残弾も残り僅か、ストックマガジンゼロ。
片腕は破壊され僚機達も持ち場の応戦に手一杯な状況。脚部に被弾し、移動が困難な僚機もいる。
空と陸からの支援砲撃も尽きてしまった・・・しかし目的時間まで拠点防御しなくてはならない。
こんなシチュエーションに想像力をプラスして燃えてしまえる方にはオススメだと思います。
(・・・ここまで追い詰められるのは作戦立案の時点で問題があった例かもしれませんが・・・)
特典のリマスタリングサウンドトラックCD、2作のOVADVD、アートワーク冊子。
そして付属マニュアルでは補えなかった点を補完してくれる詳細な世界設定、基本戦術、コミック等のPDFファイルが5作。
非常に充実しています。
ただ、残念ながらBGM関連でバグがあるようです。[ XP環境 ] (2011年10月現在パッチ配布未だありません)
個人的にはゲームプレイに支障はないので(少数のシナリオに対してだけの問題のようなので)気にしていませんが・・・。
画面表示領域に関しては最初からウィンドウモードなので戦術マップは好きな大きさでプレイできますので、
PC98版の様に窮屈ではありませんでした。
なんだか地味そうだけど、歯ごたえがあり、想像力を刺激してくれる戦術級シミュレーションゲームが
プレイしたいと思っている方は一考してみてはいかがでしょうか?
本パッケージから初めてプレイしましたが、難易度高めです。
プレーヤーは女性のみで編成される特殊部隊を指揮することになりますが
特殊部隊であるが故、上層部から困難な作戦を命じられます。
最初は「こんなのムリ!?」と思ってしまいますが、
何度もミッションを失敗しては、やり直すことで敵の出現位置や行動パターンを
把握し、兵器特性を理解し適切な武装や編成を行いミッションを完了出来るようになります。
搭乗員の女の子達はきれいに描き込まれていますが、指揮官クラス以外は発言しません。
他の隊員達のコメントも聞けると面白かったのですが、残念。
ミッション完了時にパワーローダーや普段着姿?の女の子たちの一枚絵が表示されたりしますが、
これらを、あとからまとめて見ることが出来るとよかったと思います。
ますます難易度の高さに磨きがかかるのかどうかですね。しかし今回は視点が全然変わりとうとう3Dになり、デモ画面では全く別のゲームかと思いました。リーダー機に搭乗して操縦するというところは難易度とは別にちょっとワクワクします。今回は頭上のヘリを見上げることもできるし味方機を周囲に見渡したりもできそうですし。期待を込めて星一つ追加させていただきます。ただキャラは一度ここらで総入れ替えしてもよかったのでは・・・
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