Life Goes in Circles
一般的にはそう有名ではないレーベルのタレントコーポレーションのコンピ。
録音時期は74〜79年。
収録されてる音源が凄い、abyssinians,jacob miller,pablo,earl zero,dennis brown,king tubby,ken boothe,dillingerと
ルーツ、ダブ好きな方にはご馳走ばかり。さらに、レア曲が満載です。私割とこの辺のアーティスト聴いてきましたが、初めて聴く音源が高音質で何気なく収録されております。
間違いなく先述したアーティストが好きな方には100%おすすめの一枚。いや〜渋すぎるこの並び。
全17曲煙たいナンバー勢ぞろい。
Abyssinian
ストレートなプレイあり,エフェクトやサンプリングループを駆使したプレイあり,ありきたりではないピアノのソロパフォーマンスに挑んだ意欲作。The Peacockは残響系の各種エフェクトが重層的にがかかっていてトリッキーに聴こえるが味わい深い演奏。サンプリングループのイントロにアバンギャルドな展開を予想させるものの,テーマからは一転正統派の演奏を聴かせるLast Tango in Paris,坂本龍一のCastaliaは,プレイヤーのこの曲への思い入れが,エフェクトの使い方を含めて強い説得力を伴う解釈に表れている。タイトル曲のAbyssinianはソロピアノに最適化されたコンポジションで,後半に向かっていいノリで聴かせる。全般的に,ジャズピアノの演奏としては,「ソロ」であることに真っ向勝負しすぎてビートのキープが精一杯で,左手のコンピングがコンボ演奏のコンテクストから脱しておらず雑な感じを受ける。純粋にピアノの名人芸を聴きたい向きはちょっと物足りなく聴こえるかもしれない。このアルバムではやはりスローチューンが落ち着いて聴ける。