ONE OUTS -ワンナウツ-DVD-BOX Last
DVD−BOX後編です。
前編も合わせて、「この話はなくても大筋に関係ない」といった無駄話のない、貴重な作品だと思います。
気に入った話の巻を買うだけでいいような作品もありますが(それはそれで有り難いですが)、ワンナウツはBOXを買って通して観るのが、最も楽しめると思います。
野球が題材ではありますが、内容は頭脳戦に重きが置かれており、青春物語や成長物語を期待して観ると、激しく裏切られます。
しかし、主人公がバッサバサと強敵をなぎ倒してゆく姿は爽快で、ストレスが溜まることはありません。
主人公の声のみが俳優さんの起用です。プロの声優さんに比べて多少は棒的ではあるものの、キャラの神秘性のせいか、逆に違和感がないようです。
そして、周囲を固めるのはベテランの声優陣なので、安心して楽しめます。
各話ごとに作画のバラつきはありますが、いわゆる「萌えアニメ」ではないので、気にせず楽しめるのではないでしょうか。
ONE OUTS 20 (ヤングジャンプコミックス)
時期は19巻から遡ること2ヶ月前。オールスター戦開幕!
しかし開幕前、ファンの盛り上がりには欠けていた。
それもそのはず。リカオンズ消滅問題やら球団再編問題やらで大揉めしたからだ。
ファンの間では球団経営者達に不信感が増大していた。
そして1人のネット掲示板での書き込みが巨大なオールスター転覆計画となって別の意味で盛り上がる。
渡久地も投手3部門で1位という人気ぶりからパ・リーグオールスターチームに入るが
ガラリアンズオーナー:田辺常行は
「1971年に○○が樹立したある記録を塗り替えてみせると渡久地が言っていた」と大嘘をこく。
渡久地は不滅の記録を塗り替えることが出来るのか?
そして19巻ラストで日本シリーズを渡久地無しでリカオンズが制することが出来たのは何故なのか?
・・・が描かれます。
ONE OUTS 19 (ヤングジャンプコミックス)
素直に素晴らしいと思う。
渡久地の冴え渡る策、120キロのストレートだけで強打者達を次々に抑えていく。
さらに特筆すべき点は味方、敵も合わせて個性的なキャラだ。
18巻でのブルックリンには鳥肌が立った。
敵の策も冴え渡っていてなかなか勝たせてくれないのも面白い。
読んでみるべき作品。
LIAR GAME 14 (ヤングジャンプコミックス)
第4回戦が終了し、今回から第4回戦の敗者復活戦という新しいステージに突入する。
その内容は「入札ポーカー」
詳しくは読んでみていただきたい。
今回ナオが随分積極性を増して来てイニシアティブを取る。それが凶とでるか、吉と出るか。
ゲームは始まったばかりだ。
もう一つ注目すべきは、この巻では単なるゲームのみではなく、もっと本質的な疑問「そもそもライアーゲームとは何なのか?」について触れられはじめている。ゲームの最高責任者なる謎の人物もわずかながら登場する。
こちらの問題もまだわずかに語られはじめただけで、解明などというレベルではないが、興味をそそる。
この敗者復活戦が一つの大きな分岐点になりそうだ。
次回の展開が楽しみである。