Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th Edition (2-volume set)
Harrisonの素晴らしさは今さら書くまでもありません。
英語は比較的簡明で、非常に良くまとまっています。
ただ、でかいし重い。持ち歩けません。
18th editionにはiPad版があり、私はそちらを購入しました。
highlightやannotationも付けられるし、検索が圧倒的に便利。iPad 3rdの精彩液晶で読めます。
またiOS5の長押し辞書機能が使えるので、読むスピードがかなり上がります。
$199.99なので値段的には少し安い程度ですが、iPad持ちであればおすすめです。サイズは1.2GB程度です。
Introduction To Modern Economic Growth
欧米の大学院でマクロ経済学や経済成長論の定番の教科書。ソローモデルに始まり、新古典派経済成長論、OLGモデル、内生的成長論、方向付き技術変化モデル、技術拡散モデル、そして政治制度モデルなどが扱われる。最初の部では経済成長論を学ぶモチベーション(と基本モデル)が語られ、次の部ではテクニカルな話になり、その次からは本格的に成長論の各種トピックを扱うという構成になっている。飽きずに無理なく読めるだろう。
新古典派経済成長論に向けての準備としてダイナミックプログラミングや制御工学についての章がそれぞれあてられていて、数学的補論が充実している。章末問題もやたら多く、これほど包括的で丁寧な本は類を見ない。政治制度や地理的要因など、他の教科書がしばしば省きがちなトピックに関しても取り上げている。
とにかく経済成長論としては一番オススメです!