Beyond the Gates
1STが比較的普通のデスメタルの音であったのに対しこの2NDは音質からして違うし、非常にプログレッシブな音になっていると思う。
このバンドはとにかくリフ!ありがちでなくオリジナリティのあるリフを作るのがとても上手なバンドである。
当時のSLAYERやMETALLICAが一目おいていたのはたぶん事実であり、触発される部分もあったであろう。
リフの格好よさとあとそのリフの展開のさせかたがね、これがまたとてもすごい。
タイトルトラックなんかはそのリフの展開のさせ方がいい形で結実したいい例。
今聞いてもいいアルバムだな〜とつくづく思う。
愛欲の魔女狩り [DVD]
ストーリーは黒魔術教団に入りたい旦那が、嫁も一緒に入れるから仲間に入れてくれ〜というただそれだけ。潔いなぁ。儀式に次ぐ儀式の日々で、土着的なリズムにのって教団の皆さんは激しく踊り狂うばかりというほとんど“死霊の盆踊り”状態。一瞬強盗2人組みというキャラクターが出てくるのですが、これが伏線どころか全く話に関係ないのがまたすごい。嫁は鞭打たれたり、焼きごて入れられたりひどい目にあうのですが、これは気品のない“О嬢の物語”でしょうか。豚小屋が舞台なのがこの映画のオリジナル。といいとこなしのようですが、神秘的な森の中でスモークがもうもうとたちこめ、金髪のお姉ちゃんたちが妖艶に振舞う様は、まさしくJ.ローランを筆頭にボコボコ数だけはあった70年代フランスホラーの魅力。実にムーディーで好きな人にはたまらない世界でしょう。ただこれパッケージにはビスタサイズとなってますが、スタンダードサイズでしたよ。トリミングされてる感じはなかったので、これが撮影サイズなんでしょうけど。何か本当に自分のところの商品の中身を気にしないメーカーさんが多いですねぇ。
Seven Churches
最近の音楽シーンに退屈していたんです。最近聴いたのもナイルの新譜とかです。(これは良かった。) 友人に、「スレイヤーよりも邪悪で面白いバンドがあるよ。」と薦められたのがこのバンドでした。再生スイッチを押してエクソシストのテーマから始まったのは破壊衝動を邪悪さに凝縮した、スピーディーなウ゛ァーウ゛ァリアンスラッシュメタル。確かにドラムは頑張っているが素人っぽい。(元ウ゛ェノムのアバドンよりかはましかな?) 特筆すべきはギターリフのかっこよさ!3のイントロなんかは鳥肌ものです。とにかくギターが目立ちまくりだなあ。 ソロも存在感抜群、ギタリストはジョー・サトリアーニの弟子なんだ〜。上手い訳だ。この作品はイカした(死語?)リフの宝庫。 ウ゛ォーカルもデスウ゛ォイスでこれこそが後のデスメタル、ブラックメタルの架け橋になったのかと納得しました。 スレイヤーに飽きた人は是非、(最新作は聴いてませんが。)もっと邪悪さが味わえます。長々とすみませんでした。