Kyon30~なんてったって30年!~
ホンとは☆2かなと思いましたが、30周年記念なので☆3にしました。選曲もベストだからシングルだけにすればいいと言うわけではないので、アルバムの曲も選ばれるのはいいのですが、本人の知人の選曲ってどうなんでしょうか?本当に選んだかはわかりませんが、えっ!て曲もないような。以前の記念ベストもですがファンの為ではなくて、あくまで自分の為のベストですね。小泉今日子のキャラには合ってるとは思いますがね。紙ジャケット企画もあったし新たなアプローチとして考えればいいかも知れませんが、あくまでもCDとしてのリリースなら、ジャケットだけでなく中身もこだわって欲しい。
すいか DVD-BOX (4枚組)
放送中は毎回観る毎に惹かれるドラマでした。
役者も脚本も素晴らしく、匂いがこちらまで伝わってくるようで。
この作品に関しては「評価」というものが出来ないのです。
いくら説明しても、「観ないと面白さがわからない作品」だと思うので。
腰をどっかり据えて、
じっくりじっくり何度も何度も観ればその都度惹かれていくドラマであると思います。
なので、本当にこうしてDVDとして発売されたことが本当によかった。
するめイカのように味わってほしいです。
All You Need Is Love
素晴らしい出来映えです。PVも凝っていて凄く良い感じです。これで震災復興の為に少しでも役に立てるならこちらも嬉しくなります。CDやDVDの音量が大き過ぎる気がするのと一曲だけしかないのが少し残念ですがそれを差し引いても余るぐらいの出来映えに感動です!
元気ですか
中島みゆきの歌唱が強烈な印象を残しているものですから、他者によるカヴァーというのは難しいと思ったのですが、原曲の詩も曲もしっかりとしていますので、どのヴァージョンも興味深く味わいました。全般的に中島みゆきの持つ女の情念は薄められ、悲しみも切なさも軽くなっていっていますが、その根底に流れているメッセージはしっかりと伝わってくる所に「みゆき節」の魅力と凄さがあるのでしょうね。
徳永英明 の「時代」はいいですね。彼のカヴァー曲集が大ヒットしていますが、原曲の良さを壊していないところがかえって魅力的なのでしょうね。男女を問わず不変的な大きな「愛」を感じさせる名曲中の名曲です。
オリジナルの「化粧」は凄い歌唱ですが、坂本冬美の「艶歌の世界」もまた乙なものでした。ポップスなのに演歌になるところに、原曲の多様性が感じ取れました。ただ、坂本冬美をもってしても中島みゆきは越えられませんでした。「別れ歌」の女王、恐るべし、です。
ミスチルの桜井が歌う「糸」、槇原敬之 の「空と君のあいだに」、福山雅治の「ファイト!」も興味深く聞きました。声や歌い方にはそれぞれ個性が感じられますが、みゆきテイストとでもいうようなDNAもはっきりと感じられますので。
小泉今日子の「元気ですか」の一人語りには女優の片鱗を感じます。上手いですよ、本当に。女の恐さや凄みが深くなってきて、背筋が寒くなるには参りました。男はこの語りにひれ伏すしかありません。当方、浜田真理子のファンですし、「アザミ嬢のララバイ~世情」のメドレーは良いのですが、オリジナルの歌唱のイメージと重なる所が気の毒ですね。
小柳ゆき、奈歩、岩崎宏美の歌の上手さは感心しました。これはこれで完成した楽曲だと思います。個人的にはとても楽しめたアルバムになっていると思いましたが・・・・・。
最後から二番目の恋 DVD-BOX
昭和にデビューし活躍した中井貴一と、戦略型アイドルで人気者だったキョンキョン。時は過ぎ今やお2方とも中年となっての共演。毎回けん制しあったり、共感しあたったり、反発しあっての2人のセリフのやり取りが楽しかったです。わたしは普段あまりドラマを観ないのですが、武田真治バージョンの「南くんの恋人」、松山ケンイチ主演で話題となった原作ジョージ・秋山の「銭ゲバ」を手がけた岡田惠和の良質な脚本、そして演出も丁寧で毎週楽しみに観ていました。
亡き妻を忘れられない実直な男性役の演技が良かった中井貴一、TV局のプロデューサーとして過去にはヒットドラマを何作も手がけてきて、婚期を逸してしまった小泉今日子の女友達とのトークで「家族を持たなかった」寂しさを紛らわし、仕事では若い脚本家に胸を内を図星されるシーンなど、同世代として共感できたドラマでした。また、鎌倉の海や街もこのドラマに一役かっていて心がなごみました。
そして、何よりも引き込まれたのはキャラ1人1人が立っていて、出演者全員が与えられた役柄を誠実に演じていて、それがドラマの説得力となっていたと思います。共演のお2人以外では、人とコミニケーションがうまくとれない中井貴一の妹役の内田有紀、そして、「医龍」シリーズで天才的心臓外科医を演じた坂口憲二は新境地を開いたようで嬉しくなりました。