トゥルース
ランドウとのプロジェクトやライブ作を省けば最も新しい作品です。
ブルーライン解散後かなりソフトな作品(スーパーナチュラル)がある一方ブルース色濃い(ブルームーン)があったりと懐の深さを見せた彼ですが、やっと彼なりのブルースが確立された印象です。
もっとも、3コードに留まらない多彩な進行、ペンタに時折挟まれるジャジィなフレーズ等、技術的なものは
早くから完成されていた訳ですが、本作は楽曲の質が高いうえ、ギターソロもたっぷり聴けますので、けちのつけようがないですね。個人的にはマイナーキーでアーバンな曲目白押しの後半が好きです。バックが熱くなってもベンドに終始せずクールなリックをスリリングに決めるソロも素晴らしいです。
Blue Moon
酸いも甘いも噛み分けた人間のブルーズという感じがします。コード進行やフレージングからはジャズに対する敬愛が滲みつつも、全体的にはブルージー。コテコテのブルーズ進行のはずの曲も、この人がやると・・・また全然違ったモノに生まれ変わります。Charもそうですが、3コードのブルーズなのに1つ1つの音やメロディがメチャメチャ生きてくるんですよねぇ・・・。いいアルバムです!
ロベンフォード ブルースライン&リズム CD付
本書は、REH Hotline Seriesの「Robben Ford-Blues」と「Robben Ford-Rhythm Blues」の
2冊を1冊にまとめた日本語版です。
Robben Fordの特徴的なBluesフレーズの組み立て方、フィンガリング、コード・ヴォイシン
グやコンピング・テクニックを学ぶのに最適な模範演奏・解説CD付教則本で、Robbenのファ
ンのみならず、Bluesを勉強している初心者から中級者のギタリストに特に有用な教材です。
本人が丁寧に解説しているので、解りやすさはRobbenの教則関連商品の中でも一番です。
The Blues and Beyond
同名の教則DVD「THE BLUES AND BEYOND」のCD音源付き教則本です。
DVD付属のブックレットは、模範演奏の一部のみを採譜してある不案内なものでしたが、これは、パート1の「Rhumba
Blues」が3コーラスしか採譜されていなかったものが、5コーラスまで採譜されていたり、コード・ボイシング、使用し
ているスケールをダイヤグラムで表記したりと、とても親切です。
その親切さは、すべてのパートに至っており、教則DVDの解説を補完するための有用な教則本です。
この教則本単体でも十分活用できる内容ですが、既DVD購入者はDVDを100%楽しむことができるでしょう。
パート2の「Revelation」の模範演奏が採譜してあるのがなによりうれしいです。