井上智
ソプラニスタ(初回限定盤) |
先頃ラジオを聞いていて「ソプラニスト」という言葉を初めて知った。 男性で大人になっても声変わりせず、子供の頃のままの女性のような声を保った声楽家のことを言うのだそうだ。 大変珍しいことでソプラニストと呼べる人は世界でも何人もいないらしい。 実際ラジオで声を聞いているだけでは、まったく普段の声も女性が話しているように聞こえた。 そのラジオに出演していたのが日本人で岡本知高氏。 折しも氏初のCDアルバムが発売されるというので早速購入してみた。 すばらしいアリアである。すばらしい歌声である。 米良氏のようないわゆる裏声を使った男声の少し無理のある高い声ではなく、本人の元々の声であるから、声帯のすべて、一般のオペラ歌手のように全身を使った歌声が出せる。 しかも岡本知高氏自身がこの声とはにても似つかぬ、巨漢である。風貌もかなり男性的。 その大きな身体から出される伸びやかな高音に参ってしまった。 ほんとうに伸びやかでどこまでも伸びていきそうな豊かな声量だった。 2枚組で一枚は有名どころのオペラアリア集。一枚は日本の歌集。このあたりの選曲がこころにくい。 |
機動戦士ガンダムSEED ORIGINAL SOUNDTRACK III |
ガンダムSEEDのOST第三弾。
今聴くと緊張感が凄い。戦闘に使われた音楽も悲劇に使われた音楽も。 ピンと張り詰めた真空の宇宙を感じる。 この緊張感(そして終末観)はガンダム音楽史上最高かもしれない。 特に13曲目出生の秘要はチリチリと真空で肌を焼くような焦燥感と緊迫感がある。 脳内をレーザー処理されるような悪の三兵器もいい。 この緊迫感の中に流れるノスタルジックなバラード曲が清涼感。 ガンダムBGM史上、屈指の名スコア。 |
ルパン三世 天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~ [DVD] |
久しぶりにルパンととっつあんが組むとこは好きだ。 だが問題は絵にある。大いに問題だ! ルパンがこんな美少女漫画的な絵にされて怒りすら感じる。 そこだけは非常に残念だし、見れるもんじゃない。 |
ルパン三世 天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~(初回限定版) [DVD] |
星ひとつの方が多かったので、面白くないのかなぁと思いながら見たのですが、私は楽しめました♪
まず絵が好き!ルパンの絵は作品によってキャラが不細工だったりするのですが…この絵は美形というか、皆カッコ良く見えます(笑) ストーリーも、難しい話が苦手な私には、これくらいが分かりやすいし…(TVシリーズは、もっとバカバカしい話がわんさとありますし(笑) 飽きずに二回見れたのは、スピード感とテンポが良いのと、キャラの魅力が…それなりに出ていたからかと思います。 次元も五ェ門も、それぞれピンチに陥り、腕の見せ所があって…とっつあんも珍しくシリアスに活躍?してたり、ルパンも哀愁漂う場面があったり! TVスペシャルは、まだ全作見てないのですが、その中では結構上位に入る面白さを感じました。 「ファーストコンタクト」と同じくらい気に入ってます♪ それより好きなのは、今のところ「お宝返却」と「ヘミングウェイペーパー」かな…? |
メッシ 169センチの、本気! |
2009年末、クラブW杯決勝戦でゴールを決め、FCバルセロナを史上初の6冠に導いたメッシ。
”3度目の正直”でバロンドールを手にし、FIFA年間最優秀選手賞も受賞しました。 本書では今もっとも輝いているサッカー選手、リオネル・メッシの生い立ちから現在のバルサとアルゼンチン代表での活躍までを、周囲の人々の証言をふんだんにまじえて構成しています。 特に今、日本語版でしか読めない、2009年の大活躍の項は必読! 昨年のバルサの快進撃、クラブW杯優勝とバロンドール受賞まで、著者書き下ろしで収録しています。 (オリジナルのスペイン・アルゼンチンで出版された版には、この部分は含まれていません!) 世界の頂点に登りつめた今も謙虚さを失わない、はにかみ屋のフットボリスタ。 身長169センチの小柄な体に詰まった、サッカーへの情熱。 日々バルサの勝利に貢献し、ワールドカップでのアルゼンチン優勝を目指すメッシの素顔が、この一冊に! |
神さまと神社―日本人なら知っておきたい八百万の世界 (祥伝社新書 (035)) |
神というと、キリスト教、仏教、イスラム教などの一神教をイメージしがちですが
日本では八百万の神が長く日本人の生活に密着していたために、一神教が主流に なることはありませんでした。一神教から見ると多神教は未発達の信仰形態と捉 えられがちですが、日本の神々の物語は体系だって一貫している印象を受けました。 経典も教祖もいない日本人の信仰形態は欧米人に理解されることは難しいと思い ました。それゆえ神道が彼らには脅威になって戦後教育から神道を一切排除した ことからも伺えます。おかげさまで日本の神々について知るには大人になってか ら自らの興味から主体的に知ろうとしなければ、知ることが出来ない類の情報と なっています。 何冊か同様の書籍を読んで思うのは日本人の信仰心は宗教というより、習慣に なってしまうほど日本人の生活に浸透しており、空気のように存在している存在 なのかと思います。身近にある当たり前のものなので異質な宗教も、新たなもの として受け入れてしまうのでしょう。日本の宗教観についてよく節操がないとい う声を聞きますが、私が思うところ柔軟性があり、ひとつの神にこだわらないお おらかさが世界に類を見ない、無宗教、多宗教同居が成り立ち日本を個性的に見 せているのだと思いました。 |
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