幽霊人命救助隊 (文春文庫)
先ず、みんな読んでね!
とにかく現代人の持つ心の底にある「病巣」を取り除く凄い内容ですよ!
孤独な人生の解決手段あり、離婚問題あり(しかも子供の立場にたって考える事の重要性を見てね!)、借金地獄の正体を暴いたり日本経済の矛盾を具体的に解決する手段すらある!
とにかく小説でありながらノウハウ満載、具体的な内容がぎっしり、人生を明るく元気に生きていく技術がある。
かと言ってつまらないのか!?って思わないで!!
無茶苦茶楽しめる内容です。まるで自分の事の様に当てはまる人も居るでしょう(斯く言う私自身かも)
読み進めながらラストを想像できない、予想も付かないほど面白いのです。結構分厚いのに一気に読めてしまう本です。
ラストは感動物です。もちろんそれ以外も中だるみすることなく楽しめました。
映画ではなく、テレビシリーズでやって欲しいですね。13話完結とかで。誰か作って〜!
ジェノサイド
アメリカのサスペンスドラマや陰謀小説、ハリウッド映画をたくさん見てきた人が
アメリカ人作家になりきったつもりで書いたようなor
ハリウッドが映画化してくれないかなぁと思って書いたような作品だと思いました。
正直、そんなに騒いだり高評価するような話かな?
自分は理系ではないので、科学的描写は流し読みしてるので価値が
わからなかったら申し訳ないけど。
あと韓国人留学生がやたら完璧で理想的な人間として描かれていて
日本人傭兵が無駄にクズ野郎で背景描きこみ等の掘り下げや
フォローも無いのが、逆洗脳っぽい。歴史観や人間観が単純で「青い感じ」。
(別に、愛国心高揚ものにしろとか、日本人をよく描けとか
都合の悪い過去を無かったことにしろなどと思っているわけでは
決して無いんですよ??)
それでも、なんだかなぁ、でした。
13階段 (講談社文庫)
死刑。死刑制度は今、その有無が問題になっています。私はこの本を読むまで、罪を背負って死ぬ「死刑」について深く考えたことはありませんでした。正直、死刑制度についてどんなことが行われているのか…わかったのですが、あまりに衝撃的でした。読んでいただくとわかるのですが、死刑を執行するという仕事に関しては、まして考えたことなどありませんでした。「だれかがやらなくてはいけない。」そんな言葉が強く印象に残っています。
死刑が良いか悪いのかは、はっきりとは言い切れませんが、罪や死と向き合う登場人物達は人間味がありました。だからこそ、深く考えさせられました。
内容としては、読み始めると続きが知りたくなるようなミステリーです。私は、夜読み始めて、止められなくて読み終わるころには朝方になっていました…
13階段 [DVD]
結構悪い評価ですが、私にはそんなに悪い作品には思えませんでした。
真面目に作られているというのが一番の印象。
とてもテレビ局が作ったとは思えない。
確か昨日見たアマルフィもフジ、この13階段もフジ。
雲泥の差だと思います。
原作は文庫化されてすぐ読み、そのレベルの高さに驚き、すぐ友人にすすめたところ友人も絶賛。
それほどのすごい作品でしたが、映像化してもそこそこいいところは拾っていると思う。
こういう真面目に作られた作品を評価するのって難しい。
えらそうに星をつける俺はいったい何様なのかという気にさせられる。
6時間後に君は死ぬ [DVD]
作品は二部構成になっていて、前半がタイトルにもなっている「6時間後に君は死ぬ」で、後半が「3時間後に僕は死ぬ」である。リアル感の欠如を指摘する人もいるが、死の予知能力がストーリーを動かす原動力になっているのだから、上手にだまされて、エンターテイメントと割り切って楽しむ作品だと思う。
前半は視聴者に犯人はそいつだと引き付けておきながら最後にどんでん返し。後半は何が死を招くのか謎のままラストに突入する。最後はハッピーエンドで、めでたしめでたし。アンガールズの田中がストーカー役で出演しているが、はまりすぎて笑ってしまう。