精神 [DVD]
ミシェル・フーコーは、『狂気の歴史』「序章」で次のように述べている。
精神病をつくりだしている澄みきった世界では、もはや現代人は狂人と交流してはいない。すなわち、一方には理性の人が存在し、狂気にむかって医師を派遣し、病気という抽象的な普遍性をとおしてしか関係を認めない。他方には狂気の人が存在し、やはり同じく抽象的な理性、つまり秩序・身体的で精神的な拘束・集団による無名の圧力・順応性の要求たる理性を介してしか理性の人と交流をもたない。両者のあいだには共通な言語は存在しない、むしろもはや存在しないのである。十八世紀末に狂気が精神病として制定されてしまうと、両者の対話の途絶は確定事実にされ、区別は既成事実になり、狂気と理性の交換がいとなまれていたところの、一定の統辞法を欠く、つぶやき気味のあの不完全な言葉のすべてが忘却の淵にしずめられた。狂気についての理性の側の独白（モノローグ）にほかならぬ精神医学の言語は、その基礎には上述の沈黙しかもちえなかった。（引用終わり）
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この映画は、一切のナレーションを排除して、精神病患者にカメラを向けたドキュメンタリーだ。泣き、語り、どもり、戸惑い、おどけ、笑い、怒る、彼ら彼女たちの姿が、ただ、提示される。
『精神』というタイトルは良くないねと友人に言った。僕だったら、『狂気の分水嶺』とでもするところだ。
このドキュメンタリーの製作意図は、上に挙げたフーコーの問題意識と通底している。映画の中のことばを遣えば、精神病患者は、「健常者」によって、「カーテン」の向こう側にいると見做されているが、その「カーテン」の自明性を問うということだ。
映像を観ていると、その自明性は瓦解する。正常と狂気とを分かつ境界は次第にぼやけ、立ち位置について偶有性が強く作用する、のっぺりとした地平が顕現する。彼ら彼女たちは、そうでありえるかもしれない「私」であり、「私」は、そののっぺりとした地平のどこかを彷徨い、立ちつくしている。
フロイトやラカンについては言うに及ばず、われわれが心の深層を探究するとき、われわれはしばしば、精神疾患の症状を参照する。それは、われわれは本質的に、誰しもが病を抱えた存在者であり、それが顕在するときにおいてもっとも、われわれは自身の心の内奥について知ることが出来るからだ。
このドキュメンタリーに登場する精神病患者が、生々しいほどに人間らしく映るのは、彼ら彼女たちが、われわれにとっての可能的世界に属する存在者だからだ。その意味で、彼ら彼女たちを通して、われわれは、人間の存在についてのひとつの真実を知ることになる。
ガンスリンガー・ガール デスクトップアクセサリー 通常版
GUNSLINGER GIRLのコミックスとアニメのデータを駆使し、それをパソコンを使うことによってさらなる深みにはいれるようにしたものらしいです。
GUNSLINGER GIRLの部分映像再生、社会福祉公社の組織図・人物のデータ、銃器の紹介、壁紙48枚、スクリーンセイバー、キャラクターマスコット、カレンダー時計、が収録されているらしいです。
コミック、アニメの一方だけでなく、両方を駆使してあるのは非常に興味深いところ。自分自身、お金があればすぐに予約してるのに。なんとかしても手に入れたいものです。私のいる地域ではアニメ放送はされていませんから部分映像再生だけでも非常に興味をそそられるのです。作者のコメントもあるらしいので知りたい部分をもっと知ることができるかもしれない。何かに言っても非常に充実しているものというのはおそらく間違いないでしょう。
Smap Vest
このＣＤは曲が多くて良いし、なんと、ＳＭＡＰのまだ可愛らしい声から今の大人っぽい声まで聞けてしまうこと！聞きたい曲がいっぱい入ってるからＳＭＡＰの歌が聞きたくなってもこれだけで大丈夫です！うん。まぁとりあえず言いたいことはこのＣＤは良いってこと！
