トーキョー・ガールズ・デストラクション 1 (マッグガーデンコミックス ビーツシリーズ)
大和撫子養成エリート女子校で繰り広げられる壮絶な戦い。
星は学校内での生活と地位を保証する。
その星を巡って放課後壮絶な戦いを繰り広げる。拳で。
星を持たない者は壮絶な苦汁を味わい続ける。死ぬか卒業するまで。
はっきりしてていいと思います。
無駄に知略を張り巡らせてあの手この手でというまどろっこしいことをせずに
「放課後になったら拳で星を取りに行く。」
強いものが勝つ。
けれどもお間抜けなのは、それを毎日繰り返すということと戦いによって壊れた学校を星を持たない者が直すということ。
物語は死んだ姉の死の真相を暴きに妹が頑張る!というものですが、こんな戦い毎日してたら死んでんの1人や二人じゃねーだろ。
放課後の鐘とともに無意味に割られるガラス、切れら破られる制服などなど無限の在庫が無ければ到底成り立たない舞台裏に興味津々です。
昼は淑女。放課後は−ケモノ。
メスの本能が剥き出しになる
というオビの煽りですが、昼間っから雌の本能剥き出しで、放課後は人間としての生の本能剥き出しな感じですね。
ヒスってる無法者な先生はいるし、星の有無の差別は昼間から横行してるし、したり顔の生徒会はいるし・・・
単純明快なはずの設定に色々と付け加えようとしてることが矛盾を生みそうで微妙な部分もありますが、面白いです。