アリアンロッド・リプレイ・セカンドウィンド(1) 剣と遺跡と冒険者 (富士見ドラゴン・ブック)
アリアンロッドにはこれではじめて触りました。
第一巻ということで導入には良いかなと思ったからです。
ですが読み始めてみるとプレイヤーの中の人の話題で前半が締められていて、
私が今まで触れてきたリプレイ(SW、ガープス等)とは一線を隔す感じがしました。
ゲームの世界観や雰囲気は掴めるとは思うのですが、
中の人の氏素姓がバレている所為か、読んでいても脳内劇場でキャラクターが前面に出てきません。
キャラクターが喋っている途中でも中の人の名前で呼ばれたりするので感情移入がし辛いのです。
TRPG仲間に聞いたら「きくたけさんのはいつもこんなもんだよw」と聞いたのですが
自身とリプレイ中のキャラクターの間に余計な物を持ち込まずに読みたい人には
いくらか心構えが必要なリプレイ集だと思います。
追想 [DVD]
本作品は、テレビ放映時が初見です。
何気にテレビ放映していたものを、映画の途中から何となく見ていた、
そんな出会いです。
男女の心の機微など理解できない子供の私でしたが、
それでもあの「鏡」のシーンは、心に突き刺さった棘のように、
時折、チクリと痛みました。
映画のタイトルすら思い出せないのに。
歳月が流れ、今年(2011年)になって、町山智浩さんの「トラウマ映画館」を読み、
本作品の邦題が「追想」であることを知りました。
同時に、完治していたと思い込んでいた「棘」の痛みがよみがえりました。
昨日、本商品が届いたので、早速日本語吹替で視聴しました。
私の「グランド・ゼロ」はテレビ放映の日本語吹替版なので。
作品の内容については、すでに優れたレビュアーの方々が語り尽くしていると感じますので、
私は「本商品を実際に購入して、視聴した人にしか分からないこと」を中心に追記いたします。
本商品のマスターは、昨年(2010年)フランスで「限定版」として発売され、
今年(2011年)「通常版」として同国で発売された本作品のDVDの最新のマスターを使用しています。
本商品のジャケット裏の、著作権(copyright)の発生年数が、2011年となっていることからも、それは明らかです。
またフランス盤はPAL早回し規格で収録時間は約98分ですが、
本商品は日本市場向け規格で収録時間は約102分です。
つまり、本商品は現時点において、世界最高の鮮明で美しい画質を、
本国フランスを差し置いて、4分間も長く堪能できるのです。
音声は、原語(フランス語)、日本語吹替ともにモノラルです。
日本語吹替の音源発掘に関しては、日本のフィールドワークス社が協力しています。
日本語吹替音声はヒスノイズも極力抑えられており、なんらストレスを感じません。
日本語吹替版では、主人公のジュリアンの声を、
俳優としても、声優としても著名な、石田太郎さんが当てておられます。
まったくの余談ですが、本作品が初めてテレビ放映された1979年に、
石田太郎さんは、声優として、日本アニメ史上に残る偉大な仕事を残しておられます。
アニメ「カリオストロの城」の「摂政カリオストロ伯爵」役としてです。
ジュリアンもカリオストロ伯爵も「仕掛けの多い城の城主」である点で共通していますが、
石田太郎さんの膨大な仕事量からすれば、特段なんらかの「作為」等はなく、
「まあそういう「偶然」もあるさ、だってこの仕事量だぜ?」止まりでしょうね。
閑話休題。
特典映像は予告編のみですが、きちんと日本語字幕がついているあたり、関係各位の思い入れを感じます。
画面比は1.66:1なので16:9型対応のテレビで視聴した場合、画面左右に黒オビが入ります。
封入特典として、日本劇場公開時の本作品のチラシの復刻版(なぜか2色刷。フルカラーでないのが残念!)が封入されています。
本作品の日本劇場公開時のチラシの意匠は2種類あって、
1つはジャケットに使用されています。封入されているのはもう一方のチラシです。
チラシの裏面には本来、映画のあらすじ、主演俳優、写真を交えた簡単なレビュー、作品解説等が掲載されていますが、
復刻版チラシの裏面には、映画評論家の江戸木純さんによる、写真入りの作品解説が掲載されています。(こちらも2色刷…!)
ともあれ本商品の制作にあたって、尽力された方々に、心から感謝する次第です。
初めて本作品に出会ってから、30余年、こうして最高の形で再会を果たせたことに対しても、
「鏡」のシーンを再び見るとこができたことに対しても、関係各位の方々に再度御礼申し上げます。
カタンの開拓者 携帯キャリーケース版
携帯にとても便利なカタン。ただの箱ではなく、強度のあるケースに入っているのがうれしい。
そしてなんといっても安い。
ただし、内側のケースから、カードやタイルが出しづらいのが気になった。
自分でカッターを使って溝を作って修正すれば、問題なく取り出せるようになる。
ルールは書き方があっさりとしすぎている感じがあるのが残念。
ルールの再確認のための使用という感じか。ルールをわかっている人であれば関係ない。
実際にタイルを広げプレイできる状態にしてみると、「しっかりカタンできるよ」という感じがした。
安いし、持っていて損はないのでは。おススメ。