神童 [DVD]
原作ではうたはもっと活発な女の子で、
うたの母親がもっとエキセントリックなように感じた。
なんと言うか、原作と映画とでは
持ち合わせている色合いが違う感じがしました。
原作を知らない方が何も思わず映画の世界に
入り込めるかも知れません。
映画の方が実際に音が聴こえてくるけれど、
おとなしい印象を持ちました。
原作の要素をを切り貼りして構成したような
作品で、監督さんとか脚本家さんが違えば
違った作風になったであろう作品でした。
駄作ではないと思うけれど・・・・。
松山ケンイチの演技力、成海璃子の美少女ぶりが
見所だと思います。
音楽嗜好症(ミュージコフィリア)―脳神経科医と音楽に憑かれた人々
『レナードの朝』の著者が書いた脳と音楽の不思議な話。 脳に大きな障害がありながら何百ものオペラを完璧に記憶している人、
アルツハイマーが進行していて舞台に一人であがることも戻ることも出来ないのに舞台ではちゃんと歌を歌える人、音に色がついて
見える人、等々。 私は脳神経はもとより医学のまったく門外漢ですが音楽は大好き(特にジャズ)なので音楽の不思議さの一端を
垣間見るような気がして。すごく興味深く2度、読み返しました。
俺たちに明日はないッス デラックス版 [DVD]
なんだか非常にストイックな青春映画。まるで、パンクを聴いたみたい。一見とっつきにくいけど、すごく普遍的で楽しめました。原作の良さを活かしつつ、役者の個性が発揮されてました。銀杏BOYZの主題歌もぴったり。タイアップばっかりの大手映画と一線を画していて、すっきりしましした。もう一回、高校生になって告白したい気分です!
神童[2枚組スペシャル・エディション] [DVD]
成海璃子も好きだし松山ケンイチも好きだしで大して期待もせず鑑賞。 ビックリするぐらい良かった!どちらかと言うともっとマンガ的な作品を予想してたものだからその余りにも繊細な作品世界に引き込まれ息を詰めて見つめる事2時間、全く飽く事なく楽しめた。 もって生まれた天賦の才を持つ中学生と音楽が好きでピアノを弾く事が好きなどちらかと言うと凡才に近い落ちこぼれの音大生という対照的な二人。 その二人が惹かれ合う。 一方は恋愛感情として。 もう一方はその圧倒的な才能に尊敬の念を抱きながらあたかも妹の様に想っている。 それが天才故の苦悩と心の傷を知る事によって微妙に心境に変化が生じてゆく。 それを主演の成海と松山は信じ難い程の精度と繊細さで演じていく。 この二人の演技力には今更ながら驚かされます。 二人の出会いのシーンからして素晴らしい。 その後の展開も省略が効いていてとてもいい。 成海璃子演じるうたが何故松山ケンイチ演じるワオに恋をするか? 映画を観てればよくわかる。 以前から風貌が良く似ていると密かに思っていた西島秀俊と松山ケンイチの夢の共演。 残念ながら絡みのシーンはなかったけど。 銭ゲバで柄本時生と共演してたのがこの映画ではその父親の柄本明が松ケンの父親役。 ファンとして嬉しい発見。 ピアノの演奏のシーンには吹き替えと分かっていても何度も泣きそうになり音大受験の実技試験の場面では鳥肌が立った。 クライマックスの演奏会では堪らず自然と涙が溢れた。 ただこれ程ピアノ演奏のシーンが完璧なのに声楽科の貫地谷しほりのシーンだけが少し残念。 脚本も演出もともに素晴らしく、笑える場面もイッパイあるし世界に胸を張って紹介出来る数少ない日本映画の一本です! 主演の二人がますます好きになった。
ミュジコフィリア(1) (アクションコミックス)
作者得意の音楽もの、今回は楽器だけに頼らない現代音楽がテーマ
主人公の朔は楽譜は読めないが野生的な音感の持ち主で、様々な音楽を経験していく。
川の流れや日本庭園が奏でる音楽、音のない音楽などディープな音楽世界の表現は、鳥肌ものです。