放課後へんし〜んクラブ (美少女文庫えすかれ)
女子の着替えを覗くのが生きがいの男子高校生、外川昴流は発明部部長の幼なじみ東雲麻美の実験品「メタモルフォーゼリアクター」のモニターを依頼される。
相手を昴流とわかっていてこんなものを手渡せば何をするかは一目瞭然。早速女子の更衣室に向かう昴流だったが……
犬に変身して女子テニス部の着替えに侵入→トカゲに変身して大浴場に侵入→ネズミになって女子剣道部に侵入し、後輩近江鈴音の竹刀に変身〜鈴音竹刀で自慰開始〜変身解けて鈴音手〜F〜初V【○内で竹刀の形に変身&舌を2枚に分岐して乳首責め】→クラス委員長のイスに変身したが座ったのがクラスメイトの沢野井花菜〜授業中に自慰開始〜濡れた下着の代わりに花菜の家までパンツになる〜花菜の家(バナナに変形した男性器にF〜π〜πF〜初V【指をピンクローターに変形して胸愛撫】)→麻美にリアクターを取り上げられたので麻美の家に侵入するが、奪ったリアクターで抱き枕に変形〜麻美の告白(手〜初V)→1対3(指を触手にして鈴音F&麻美F〜両手を男性器にして3人同時にV〜麻美F&鈴音F&花菜π〜スライム化して3人同時V)→Y字バイブに変身して3人同時V
エロ主人公に変身アイテムという鬼に金棒状態でどんなエロコメが展開できるのか。まさにそれを実現したのがこの作品。
まずは覗きテクから始まって、ヒロインたちへの接触、そして3人同時の行為展開と3種類の使い方が示されているわけで、新しい設定をフルに利用した自由度の高い行為が繰り広げられている。
特に同時に3人のヒロインを自らの○○で満たすというシチュエーションは一般の主人公ではありえない特殊なものなので最近の多ヒロイン作品にはない満足度が得られるかもしれない。
放課後子づくりクラブ (美少女文庫えすかれ)
幼なじみ、ハーレム、射乳、腹ボテなど、これでもかと言わんばかりに属性クリティカルヒット。
有子瑶一先生のイラストも作品によく合っていて、個人的には大いに満足だった。
ただ、小説にストーリー性やリアリティを求める人には合わないだろうから、一定の割り切りは必要だと思う。
その点を割り切れて、さらに属性・嗜好が合う人にはお勧め。
放課後さいみんクラブ (美少女文庫えすかれ)
作者お得意の、ヒロイン3人個別攻略→ハッピーハーレムのパターン。Hシーンや心理描写のうまさ、破綻しない展開など、作者の筆力に陰りがみられないのが、救い。逆に言えば上がってもいないんだが。
作者のファンだと、読んでいて大体次の展開が読めてしまうし、描写も「どっかでみたなあ……」とつい思ってしまう。過去作品でヒロイン3人のパターンが多いのが、後押しをしてるんだろうが……3人を超えた人数を相手にすると、枚数的に厳しいし、筆力的に冒険になると判断しているのかもしれない。だが、作者の1ファンとして、そろそろ、個別攻略→ハッピーハーレム のパターンを全く感じさせない全く新しいストーリーに挑戦して貰いたいと希望していたり。
作者も、多少のマンネリを感じているのか、冒頭、主人公に催眠能力を授ける謎の超能力少女3人組とのフェラを持ってきたり、レーベルで最近流行りのボテ腹・重婚エンドにしたり(超能力少女の正体とその行動の動機について、さらっと回収していくのはさすが)、といった要素を付け加えたりしているが、やはり、小手先の感は否めない。
とはいえ、評者のように作者の作品をほとんど読んでいる、というような人でなければ、十二分に楽しめる、安定した構成・筆力。
ちなみに、MCに期待して買うのはやめたほうがいい。甘らぶ派の作者なので、催眠はヒロインたちと身体関係をもつきっかけにしか使われないし、しかもヒロインが主人公に好意をもっていたから、催眠がきいた、という裏情報が、終盤に明かされたりする。よくも悪くも、従来の作風だと思う。
作者の作品が、初見かあまり読んだことがない、という人は、評価は星4か5をつけておかしくないと思う。
評者は、比較対象が、作者の過去作品になったので「普通」として、星3にした。作者は、美少女文庫系では、頭一つぬけた力量だと思うので、ちょっと厳しい評価かと、思わなくもない。