地球の静止する日―SF映画原作傑作選 (創元SF文庫)
古今のSF映画6本の原作を集めたもの。(ただし、そのうち1本は原作者自身によるノベライズ。)またおまけとして撮影の裏話が1本ついています。
名作といわれている映画ばかりでないのに躊躇するかも知れませんが、ここに集められた小説はみな名作だと思います。はっきり言って映画と全然違うものがほとんど。
最初に載っているブラッドベリの作品などその存在さえ知らなかったですし、内容にも驚かされます。これを含めて4編は初訳で、残りの2編も入手が容易ではないですから貴重です。
解説もとても充実していてこれだけでも一読の価値があります。
大怪獣出現 世界最強怪獣メギラ登場! [DVD]
顔がスゴイです。ウルトラマンのキーラみたいですが、むしゃむしゃするキバだかハだかがグロいです。これがどアップで大画面に映し出された当時の映画館は、悲鳴で溢れたんじゃないでしょうか。カタツムリが生きたままのイモムシを食べる映像が挿入されるというアイデアも素晴らしい。人体破壊シーンは描かずに、観客の想像力に訴えてます。背中のヌメヌメ感や残してゆく粘液も、生理的嫌悪感をそそります。エイリアンの原点のひとつですね。ただ、問題はこのテの映画の常道ともいえるロマンス・シーンで、「司令官が任務中に、子持ちの後家さんとイチャついてたらマズいだろ! やっぱし!」とつっこみを入れたくなりますが、案の定、ラストにはこの関係が結実します。物語は実にオーソドックスで意外性は感じられませんが、当時にしたら十分刺激的だったんではないでしょうか。
ジャイアント ロボ THE ANIMATION 地球が静止する日 CUSTOM COMPOSITE BOX [DVD]
言うことありません!!名作です、見ていない人はぜひ見て欲しい!BOXは今まで高いし欲しいと思ったときにはすでに無し・・・廉価版は待望でした(出るのが遅すぎ!)
ようやく手に出来て改めて感動しましたが・・・デッキの相性かディスクを入れるとメニュー前の10秒くらいの間不快なノイズが入ります、だから星ひとつ減。
交響組曲第2番「GR」より(吹奏楽全曲版)
日本の吹奏楽のトップと言われる東京佼成ウインドオーケストラでも、教科書的、つまらない、などと批判を受け、まだまだ発展途上のこのジャンル。その中でなかなか良い演奏を聴かせてくれるのが、この「浜松交響吹奏楽団」です。
私はこのCDを高橋伸哉「Jalan-jalan~神々の島の幻影~」を聞きたいと思い購入したのですが、いざ購入してみると凄く活き活きとした演奏をされていて、非常に面白いCDです。また、団員の遠藤さんによるアレンジ曲が数曲収録されていますが、そのアレンジも実に良いです。
ただ、ライブ盤である事から時たまミスも目立ち、また、これからもっと良い演奏をし、良いCDを出してくれるだろうという期待を込めて、星は4つとさせて頂きました。収録曲に一曲でも興味があれば、実にお買い得なCDだと思います。
金星ロケット発進す [DVD]
値段が安かったので、他の映画いくつかと一緒に目新しさで購入してみました。
それらの中では意外に楽しめましました。
タイトルの通り、金星に飛び立つロケットの話なのですが、
面白いのはメインクルーの構成です。日本人、中国人、黒人などが含まれていて、
中でも日本人(女性)は主人公の男性の元恋人でありヒロインという重要な役柄。
当時のハリウッドではなかなか珍しいのではないか、と思ったのですが、
ポーランドと東ドイツの合作映画なんですね。ですがこのDVDはアメリカ製作版ということで、
音声は全て英語となっており、日本人にとっては聞き取りやすくなっています。
無論特撮技術や金星の描写など、現代の目で見ると陳腐化してしまっている部分もありますが、
ロケット内部のメカニックや宇宙服のデザインなど、当時のセンスがたまらなく
イカしてると思います。ストーリーにも引き込まれる部分があり、
失礼ですがこれは「当たり」でした。