わたしのようなヘビーロック好きにとっては解毒剤の意味があります。英国の皮肉や諧謔もなく、癒しのど真ん中を射抜いてくるようなフォーク・アルバムです。基本になっているのは、アコースティック・ギターと男女のボーカル(時にコーラス)。これに管楽とベース、ドラムズが時折加わる構成(でも、ロック的な激しさは期待しないでください)。グループは、英国人男性デュオ(ジョン・スタナード、リンドン・グリーン)に、ボーカル、フルートを担当する米国人アン・スチュアートが加入したことから誕生しました。一枚しか作品がなかったにも関わらず、素晴らしさが言い伝え続けられました。アナログ盤特有のノイズなしにこの作品を聴けるのは至福であります。
和み、癒し、ほのぼの、のんびり、あたたかさ、人の心の疲れを取る要素がすべて詰まっているような、優しさにあふれるアルバムですよ〜。ジューダス・プリースト聴いたあとに聴くと効果的。(*^_^*)
英国のフォークバンド、チューダー・ロッジのアルバム。 SPIROGYRA、MELLOW CANDLEとともに英国フォーク三種の神器とされる本作であるが、 以前聴いたときには、あまりにも牧歌的すぎて好きになれなかったのだが、 2500枚限定というリ三面開きジャケのマスターバージョンで購入し直して聴いてみる。 艶やかなアコギの音色に美しい女性Vo、そこに加わる男性Voも優しいコーラスを乗せる。 音質がよくなっているせいか前に聴いたときよりもサウンドに広がりが感じられ、 全編がほとんどアコーステイックながらピアノやフルートの音色もじつに美しい。 しっとりとソフトなフォークアルバムとしては、やはり屈指の作品であると思い直させられた。 まだ未聴の方はぜひリマスター盤で、うっとりとしながら耳を傾けて欲しい。
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