最新作が常に最高傑作のスチャダラパーの通算11枚目にしてストレートなタイトルとはうらはらにタイト且つヴァラエティに富んだトラック、ナードながらも説得力のあるリリック・・・つーかこのへんの魅力はもう説明不要っしょ?とにかく全オンガクフリークよ、耳を貸しなさい。どんより曇りがちの未来がまたキラキラ騒ぎ出した☆LIVEが今から超楽しみ。BPMも高め。
杉作さんらしい、泣かせるJラップ・ヒップホップの
傑作で、伊集院光さんのファットマン・ブラザーズを
思い出しました。
ゲストに宇多丸さんダースレイダーさん、
シーモネイターさんを加えて、
80年代の傑作、アフリカ・バンバータとジョン・ライドンが
ビル・ラズウェルと作った「ワールド・ディストラクション」を
彷彿とさせる迫力です。
ユーチューブにマイケル・ムーアばりのビデオも
アップされてるんで、そちらもヨロシク!!
痛くて哀しくて笑えて、夜空を見上げたくなる、
そんなラップなのですJさんラップは!!
手元に届きました。一晩ゆっくり拝見いたしました。
スロースターターというのか、最初の方はなんとなくぎこちなかったのですが、次第に話がかみ合うようになって、幾つかの爆笑をさらうようになり、笑いの安定期に入るところで・・・。でもいいんです。これがわびさび、というものです。話はなんということもないJ太郎師匠の妄想で毎回3人の女性の話をするのですが。とある女性が復讐をするために怪物のような猛牛に化けるはずがホルスタインみたいなおとなしい牛になってしまい、皆から乳を揉まれて悔しい思いをするという話は、結構受けました。
そのほか主客を入れ替えて、大江さんの妄想を聞く話とJ太郎師匠の歌も入っています。
お子さんと一緒に見ても多分大丈夫です。
60~70年代、東映では、健さんや鶴田浩二らスター映画の併映として、石井輝男、鈴木則文といった鬼才が、池玲子、杉本美樹ら、カラダをはった女優陣を使って、猥雑なパワーに満ちたエネルギッシュな映画を量産していました。当時、製作に関わった監督や役者のインタビューも読みごたえありますが、カラーページに当時のポスターが掲載され、その度胆を抜くパワフルさにはクラクラしてきます。この本を読んだら、「日本映画はツマラナイ」と思われている方も、考えが変わること請け合いです。
本・漫画を読んでいる途中に涙が流れたのは初めて。
鳥肌が立ったり(『カイジ』、ドストエフスキーの長篇、「ゆるやかな速度」など)、呼吸が乱れて心臓の鼓動が早くなったりしたことはあるけれど(穂花『籠』、『進撃の巨人』、『寄生獣』など)。
先日、日本生まれの在日米国人リンダ監督によるドキュメンタリ映画『ANPO』を観た時に、映画を観て呼吸を乱れた体験を貴重と思ったが、それ以上の体験かも。
今年読んだ現代日本文学(数少ないが)では、ベスト。
次点が、高橋源一郎『「悪」と戦う』。
阿部和重『ピストルズ』すら未読であることを断っておく。
坪内祐三が帯を書いている。
彼は、ECD『失点・イン・ザ・パーク』の帯も書いていた。勤勉な読書家だ。リスペクト。
最後に一言。
「色」がひとつの「キイ」です。
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