前後に放送しているカイジのついでに見ました。
どの作品も初めに見るまで作品名すら知りませんでした(島耕作は除く)。
内容は、一言で言うとどの作品も「面白い人には面白いだろうが、つまらない人には徹底的につまらなく感じる」ものだろうと思います。
蛙男系の作品(フロッグマンショーとか)が面白く感じる人にはおすすめです。
ウツのヴォーカルは素晴らしいです。 後ろのダンスミュージックがうるさすぎます。 音自体も自己主張で、ヴォーカルが置き去りな感じを受けました。
前シングルLove chase~夢を越えて~と同様で今回のシングル全曲をnishi-kenさんが作曲・編曲を担当されています。コーラスにも全曲にnishi-kenさんがウツのヴォーカルに重なっている点もGood。
やはり今回の曲の中でも断然に良いのがタイトル曲の「CROSS(作詞:nishi-ken/gichi ohtsuka)」。哀愁漂う楽曲に、それを爽やかに歌いあげるウツのヴォーカルがなんとも最高です。
「Times mile」は、ゆったりとした楽曲に語りかけるようなウツのヴォーカルが良い感じ。作詞はU_WAVEの曲でも多く担当されている田中花乃さん。
「Bad Gentleman」はウツのソロでは多い恋のかけひき的なスリル感のある曲。作詞はウツのソロシングル曲「少年」以降、詞を提供している牧穂エミさん。この曲には"べーあん"こと阿部薫さんもドラムで参加もされています。
「CROSS -flashbeam remix-」は nishi-kenさんによるリミックス曲。ウツの声をサンプリングで繰り返すなど昔のTMのリミックスでもよくあったような部分もあります。
シングルの構成としては2曲目を除くとデジタル音が中心なのでTMとは曲の方向性は異なりますが、デジタル的な楽曲にウツのヴォーカルとTMに近い雰囲気も楽しめます。
あと、小室さんのプロデュース作にも多く参加していた松尾和博さんがギターとして全曲に参加されているなど私の知る範囲でも今までのウツの音楽活動を通してのメンバー(nishi-kenはTMに影響受けた方ですが)で曲が仕上がっている点も素晴らしいシングルだなと感じました。
といってもウツのライヴなのでソロの曲もあります。ウツなりのTM25周年に敬意も含めたツアーとの事でTMのメンバーからはウツのみなので"SMALL NETWORK"と名付けた事が雑誌のインタビューでもありました。ツアーサポートはFOD(FENCE OF DEFENSE)のメンバーで息の合ったステージを見せてもくれます。ゲストの葛G(葛城哲哉)も結構な曲数で参加も嬉しいですね。
ウツのソロライヴでも腕のあるサポートメンバーの方も参加されているのは分かっていても、やはり注目するのはウツ中心です。しかし、今回はFODのメンバーが参加なので優れた演奏も聴いて見られるので従来のソロライヴと比較しても見所が沢山です。
構成はDVDに収録の20曲中、約半分はTMの曲からで他がウツソロやFODのみの曲。※曲はウツのHPで確認できます
TMの曲は初期〜"SPIN OFF from TM"での曲もあり多彩。私はTM再始動後の曲も好きですがこの辺は好みが分かれる所でしょうか。比較的に新しいSPEEDWAYからの曲もFODのマットシがどういう想いで演奏してくれてるのかを考えると胸が熱くもなりました。FODの曲も演奏ともに素晴らしいです。
アンコール曲も含めて大ちゃん(浅倉大介)もラスト5曲参加で、もうメンバーが変則的な"SPIN OFF from TM"状態。演奏するメンバーも皆で楽しそうであり、見てる側も笑顔になれます。ウツのマイクさばきの格好良さや歌声も健在。木根さんがいない事を残念がる姿が少し浮かびました…。あとU_WAVEのアルバム等の予告チラシも有り。
TM関係では久しぶりに見聴いて心も躍るような楽しいライヴと感じます。小室さんも見て何か感じてもらえると良いですね。
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