原作漫画と違い、オスカルを主人公として 中心に描いているので、原作ファンには違和感も あるかもしれませんが、作画レベル、声優陣の 熱演と、本当に歴史に残る名作です。 諸事情で、後半からアニメ監督が出崎さんに交代 されたんですが、長浜さんの演出も少女漫画らしさが とても端正で上品ですよ。 「ボルテスV」を手がけた方だけあって、 プリンスハイネルとか大好きだった人にもお勧め。
最近は歴史を題材にしたマンガが多く見られますが、本作品ほどディテールにとみ、ストーリーとしても面白く、またロシアの歴史、ひいては歴史一般に対する興味をそそるマンガはないのではないでしょうか。つまらないことをして時間を過ごすぐらいだったら、このようなマンガを読んだ方が100倍有意義に過ごせると思いました。
手間ヒマかけてる、すごく内容が濃いアニメという印象。
原作の漫画は、単行本二巻半。時間軸にすれば
四月上旬から九月上旬という短期間を全39話に描くのだから、
内容が濃密になるのは必然…でもまったく飽きさせないどころか
毎回、気が抜けない。原作にないエピソードも沢山あって楽しめる。
プール付き大邸宅の別荘だとか、クルーザーでパーティだとか
セレブな生活を垣間見えるのも、そんなものと無縁な自分としては
憧れ楽しめた。
魅力的、個性的なキャラクターたち満載で彼女らの言動がまた
突飛で高校生とは思えないほど、大人びてる。
一番平凡で目立たないのが、主人公である奈々子。
お嬢様学校のなかのさらにセレブ集団の中で繰り広げられる女の戦い、
男性の監督が作ったとは思えないほど、描かれている女の世界がリアルで怖いくらいだ。
テレビ放映のアニメとは思えないほど、ものすごく良く動く。
1990年制作のアニメ、この時代、まだセル画でしょ?凄い…舌を巻く。
素晴らしい作画でひとこまひとこま美しい。
女性陣だけでなく、男性キャラもとてもいい。
原作とは違う終わり方に心底、ほっとした。やはり、出崎監督はやたらに人を死なせない。
ありがとう、出崎さん。
初めて「ベルサイユのばら」を手にする者にとって、セット売りは嬉しいです。
フランス革命が絡む割には残虐性が少なく易しく優しい表現で 中学生くらいまでの子供が読むには調度良いかも知れません。
現在の漫画に慣れた人からすれば漫画としての画力やコマ割り等の構成はやはり劣ります。 ですが、この作品が原点となり後世の漫画家に影響を与えた事は確かで、世に生み出された事は大変意義がある。
ただ、成人して数年たった者からすればもう少し若年で読むべき作品だと感じました。 もう一つ付け加えるなら、原作と言っても過言ではないシュテファン・ツヴァイクの 「マリー・アントワネット」のクレジットが入ってないのが誠意が感じられず残念です。 私が小説先行だから気になるのかもしれませんが…。
名作とはいえ、十代以下の方々向けの作品かなと感じました。
原作と違うと嫌だと言う“好き嫌い”を書き込むレベルの低い事は止めて下さい!きちんとアニメ作品の評価を書き込んで下さい!紙の上の絵を見た人それぞれが、色々思い描ける(想像出来る)漫画と、視覚・聴覚で魅せる映像のアニメが“同じ”になる訳ありません。映像化には時間の制約も有ります!それを原作と違うから駄目だとか書き込んで…本当、レベル低過ぎです!
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