D.パープルやツェッペリン、ビートルズにドアーズ、S&G・・・30代40代にはたまらないロック史に残る不滅の名曲と懐かしのアニソンの融合!アニメタルとはちょっと違って、洋楽のイントロはほぼ完全コピー。そしてミッチがシャウトするアニソンへと繋がって行く。アニソンのバックでもその前演奏されている洋楽各曲の決めのフレーズがしっかりと使われている。しかも全く違和感がないどころか、妙にマッチして心地良い♪「天国への階段(ツェッペリン)~アタックNo.1」や「抱きしめたい(ビートルズ)~キャンディ・キャンディ」「冬の散歩道(S&G)~魔女っ子チックル」など、意表をつかれながらもその絶妙の組み合わせには参った!「ハートに火をつけて(ドアーズ)~紅三四郎」もGood。アイドル時代の長山洋子もカヴァーしていた「Venus」とゴレンジャーの歌がぴたっとマッチしているのもおもしろい。1曲1曲をロック風にアレンジし、原曲をガラリと変身させたミッチのアルバム「DEBUT」と聴き比べると、こちらは遊び心たっぷりの軽いタッチでアニソンフリークだけでなく洋楽好きの方にも聴いてみて欲しい。オリジナルカラオケ付き♪
ビミョーに収録曲が漏れてる模様。ちなみに“マッハ・ゴー・ゴー・ゴー”は高橋元太郎バージョンです。 「ガッチャ」「キャシャーン」「ポリマー」などはいまさら私ごときが言うまでもなくサイコーです(“戦え!ポリマー”のブッチギリっぷりはたまらん)。 私個人は「ウラシマン」「スターザンS」「ドテラマン」に惹かれて買いましたが、まったく知らなかった「新ハッチ」の哀しいメロディを湛えつつ疾走する“美しの丘”にはヤられてしまいました。いい曲です。 CD3枚組だけに高いのですが、収録作品のどれかに思い入れがあって、手元にまだ音盤がないのであれば、購入を検討してもいいかと思います。
デビュー40周年を迎えた堀江さんの2009年最後を締め括るCD&DVDです。
「ミッチの独言倶楽部」は以前DJを勤めた彼女のラジオ番組のタイトルです。
当時はエッセイ集、LP版のアルバムが発売されている。今回はそのCD版とも言えるものである。
トークと歌の構成されて今回のトークはラジオと同時進行で発売されラジオの雰囲気を
醸し出すLP版とは少し趣を異にし、現在の彼女が歌に関する思い出、歌への想い、歌う姿勢を語る
と言った感じの内容になっている。ほぼ同時録音のスタイルで録音されたという弦楽四重奏による
新録音の歌は必聴。やはり歌のうまさが光っている。
同梱のDVDは'82年'83年に行われたオリジナル曲中心のコンサートを収録したビデオのDVD化である。
堀江さんが40周年を迎えられたのは原点であるアニメソングを大切にされ、プロのアーティストとして
アニメソングを様々なパフォーマンスを通じて歌い続けて来られたからだと思います。
でも、彼女が40周年の時間の中で歌への情熱と心血を注いで来た歌は決してアニメソングだけではない。
20代の一時期、僅か6年という時間に凝縮されるオリジナル曲も彼女の歌ってきた歌として刻まれている。
全9枚のオリジナルアルバムとコンサート映像(今回のDVD)がその結晶と言えよう。
当時熱かったファンにとっては、40周年記念BOXのオリジナルアルバム完全CD化に引き続き
コンサートビデオのDVD化は正に願ったり叶ったりのクリスマスプレゼント&お年玉になったでしょう。
また、現在のファンの方には恐らく初めて知る(聴く)歌という方が多いかも知れませんが、
『もう一つの歌のあゆみ』の足跡を紹介するDVDとして楽しめるでしょう。
40周年記念BOXとこの『ミッチの独言倶楽部2009』によって、オリジナル曲も“正式な歌のあゆみ”に
加わったようで大変嬉しく思ってます。それと同時に今後も様々なパフォーマンスを通じてアニメソングを
歌い続けられる堀江さんの更なるご活躍を期待してます。
Disc-1はアニメ史上に残る不朽の名曲のオンパレード。30代には感涙ものの選曲だ。少女の夢と憧れ・わんぱく少年・冒険・スポ根・ファンタジー・戦う者の哀愁・・・各ジャンル何でも揃うところに彼女の歌手としての容量の深さを感じずにはいられない。45811などはもう何度聴いても素晴らしい。Disc-2ではさらに円熟味を増した歌声が圧巻。哀愁漂うバラードで聴かせるかと思えば愛嬌たっぷりのコメディエンヌぶりを発揮する曲1214もあり、まさに女王の貫禄、である。渡辺岳夫が後期に残した名曲9や、80年代後半の洋楽の匂いプンプンの15などもおすすめ。デビューから順を追って構成されているので、2枚通して聴けば彼女の天賦の才能と女王の道への軌跡を堪能できること請け合い、である。
「ぼくのドラえもんが街を歩けば、みんなみんなが振りかぁえ~る~ぅよ♪」で、始まる旧ドラえもん(声が大山のぶ代さんじゃないドラえもん)の歌が入ったCDを探していたらここに入っていた。子供の頃は変な歌だと思っていたものの何故かずっと気になっており、30年近い時を経て聴くと・・・!素晴らしい名曲である。演歌と花笠音頭とスウィングJAZZを合体させたような曲。歌っている内藤はるみという人の声も魅力的。下手すりゃうんと泥臭くなりそうなこの歌を、爽やかに、小気味良くこぶしを転がしながら歌っている。多くの人に聞いて欲しい歌である。そしてもうひとつ、予期せぬ事態が私をうならせたのだ。「ジャングル黒べえ」のOPとEDである。これに関しては肝付兼太の「ベッカンコー!」のおたけびくらいしか覚えていなかった。歌は大杉久美子。いつもの優しいお母さんのような声と歌い方を想像した。ところが、である。聴こえてきたのはパワフルでパンチ力にあふれたカッコいいヴォーカルであった・・・!「こ、この人はこんな風にも歌える人だったんだ!」とても驚き、そして感動した。しばらくの間「ジャングル黒べえ」ばかり何度も聴いた。13、14曲目に入っている「リミットちゃん」の歌と聴き比べるのもまた乙である。14曲目などは私の好きな大杉久美子の歌ベスト3に入る曲だ。でも、「黒べえ」によって私の大杉久美子への概念は覆された!歌手としての容量の深さを思い知らされた。前よりもも~っと彼女が好きになった。是非多くの方々に確かめてもらいたい。
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