きれいなジャケットが気になって、試聴したらとっても聞きやすいジャズでったので購入。でも、ちゃんと聞いたら、すごく表現豊かな歌声ですっかり魅せられてしまいました。大当たりのシンガーです。
丁寧かつ熱きダンス魂で、”攻撃的ダンスアイドル”チームSの軸足として
多大な貢献をされた山下もえさんの卒業ライブです。
さらなる精緻な激しさと、柔らかな情感を追求した「制服の芽公演」と
K2版「手をつなぎながら公演」楽曲の初DVD化であり
新公演をスタートした各チームの経験と、ダンス経験者を多数擁する強みを
押し出した総力戦となっています。
傑物の萌芽を示し続ける珠理奈さんを、真っ向受け止めるパフォーマンスで応える
チームSの頼もしさに惚れ惚れし、古川愛李さんを要として成長の爪痕を見せるK2に歓びを覚え
才覚を示す三期生に未来を感じました。
松井玲奈さんは、表現の業に魅入られた者特有の情感を放ち始めていますね。
彩り豊かな個性を適材適所に活かした各チームの本公演を見るにつけ、誰一人欠かす事の出来ない
チームという塊として思う存分暴れて欲しいと熱望して止みません。
両足への外科手術に至る痛みをテーピングで抑え続けたまま、荒れ狂うダンスと
細やかな表現を両立させてきた松下唯さんの思いの深さに、胸が詰まると同時に
チームS公演の輝きは、そうした思いの強さが結集した光なのだと思い知りました。
メイキングからは中西優香さんや平田璃香子さんが、周りに安心感を与えるという
極めて優れたリーダー像を体現している事が伺え、その言動に感銘しました。
最後の公演、もえさんの置き土産は、涙ではなくダンスでした。公演への真摯さであり
SKEの礎を共に築いた誇りでした。それはSKEのかけがえのない財産です。
メンバーが入れ替わってもその財産は受け継がれ、今なお成長を続けています。
さらなる高みへと向かうSKEと共に、このメンバー達の勇姿をぜひ見届けて下さい。
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