オープンシーズンから着実に「万人受け」するエンタメアニメーションを制作する土壌を養って来たソニーアニメーションピクチャーズの正しく集大成と言っても良い娯楽作品です。 基本は昔懐かしい「ユニバーサルモンスターズ」のスピンオフなのですが、不死の命を持つドラキュラと言う存在がニューエイジとも言える118歳(ヴァンパイア年齢だとティーンエジャーらしい)の娘「メイヴィス」と彼女が「うっかり(ビビビではなくジーンなんですな)」見初めてしまった諸国漫遊中のバックパッカーの青年「ジョナサン」との恋愛劇に翻弄され、自らの古い見識を改めると言う説話的な物語になっています。 子供の頃にTVの画面で楽しんだモンスターが年に一度、まるで「休暇」の様にドラキュラの娘の誕生日を祝う為に集まって来る姿がコミカルで楽しいです。 単純バカな話に見えるのですがメイヴィスが見慣れ過ぎたホテルの屋根から「初めて」日の出を観て感動するシーンなど「観る角度によって人生なんて、どうにでも変わる」と言うメッセージを感じる事も出来ます。 オスカーを受賞したメリダは母娘、モンスターホテルは父子家庭の話になりますが、決して「質と品」で負けてはいないと思えるのですが賞レースには「かすりも」しないんですね。 チョッとだけ哀しいです。 陰惨な過去が有ればこそ、過保護になっていまう父親像なんて「絵的」に珍しくもないのですが最後に「全てを許す」懐の深さは流石に「伯爵」と呼ばれるモンスターの品格なのかも知れませんね。 この辺はメリダに感じた「親子関係のいい加減さ」に勝っていると考えます。 まぁ、エンタメなので、愛嬌たっぷりな「古典」モンスターの姿に郷愁に浸るもよし、ヒト…「一般的」と言われる事の冤罪について考えるもヨシ、単純にメイビーのキュートさに酔うも芳、多方面から楽しめる作品です。 言葉遊びは「海外セールス」を考えて極小なのですが、吹替版に「のみ」有るキャラクターの声が当てて有るのでファンに「なったなら」なら字幕と吹替で「二度観」する事をお勧めします。 プロメテウスやアベンジャーズの吹替に比べれば日本語版の演者も上手で耳障りな感は有りません。 家族揃って楽しめる一本だと思います。
2歳の娘も楽しそうにみています。脇役の声優陣、山ちゃんは秀逸!芸能人起用はやはり無理があると思います。
この映画のシリーズにはまる魅力は 適度なノリの中にも、何ともいえない重々しさを 醸し出すサントラが大きな役割を果たしていると思います。
星を5つにしなかったのは、 初恋、ニュームーンの方がもっと味があると思ったからです。
天気の悪い日に一人、何かにふけりながら 車で走りたくなりますね。 ・・・思いっきりベラ気取りですね(^^;)
グッディー・モブという言葉はどれぐらの求心力があるんだろう。 僕には全くない。 その名前を聞いたのは、シーローの前作を聴いてからだったし。 彼が「元グッディー・モブ」だから、前作を手に取ったわけじゃない。 前作はゴスペルの影響が色濃く出たいい作品。 近作は「ソウルマシーン」というタイトルにある通り、 NEPTUNESのトラックで「ソウルを聴きたくなったら、本気だぜ、俺が命をかけて聴かせてやるよ」 と歌っている通り、ソウルが滲み出ているけど、ファンクの色も強いと思う。 それも下品なファンク。勿論褒め言葉。下品じゃなけりゃファンクじゃない。 ただ、全編にわたってファンクかというとそうじゃない。やっぱりソウル。 しっとり聴かす曲もある。「友達までまとめてハメたくなるほどホットな女」とか(笑) オルガン、ホーン、コーラスそれにシーローの鼻にかかった高い歌声。 ほら、最高でしょ?
とても良い歌ばかり入っています。何時までも聞ける思い出に残る歌ばかりです。
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