前作から十二年後の世界、メダロットが欲しくて欲しくて堪らない主人公イッキが活躍します。前作、ロボロボ団の野望を打ち砕いた英雄ヒカルは今やコンビニのアルバイト店員(笑)。またもや怪しい動きを見せるロボロボ団。そしてイッキ達を救う謎の人物、怪盗レトルト。そして、おまけとしてあの事件から数年後の出来事が収録されています。
機動戦士Zガンダムのサイドストーリーである、『アドバンス・オブ・Z』で一躍名を馳せた、藤岡建機氏が描かれた児童漫画で、現在の氏のデザインのルーツを辿るテキストとしては参考になるのではないでしょうか。 メカへのこだわりはこの頃から実に緻密で、見ていて飽きません。
絵がすごくよいです。 ニンゲンキャラは丸っこいデフォルメ感があるけども、『メダロット』はすごくよくかきこまれていて。素晴らしいです。 主人公のりんたろうをはじめ、個性的なキャラがいっぱいで。笑いあり、友情あり、お色気?あり。とにかく、よんでいて楽しいです。
ちょっとだけ昔話を聞いてくれよ もう何年も前の話 ナンバリング3作目のパーツコレクションが欲しかったあのクリスマス。母にはついに言い出せなかった。
今の私は大学生。アルバイトをしている。両バージョン買う金だって、ある。ためらいもなくクリック一つで購入。 友達が家に遊びに来ている最中、「ピンポーン」、商品が届いた。 頭の中にふと昔の記憶が蘇る。
インターネットも今ほど普及してい無く、幾重にも折ってヨレヨレになったボンボンの特集のカラーページを保管していた頃。何ヶ月も前から兄とどっちがカブトでどっちがクワガタを買うかの作戦会議をした。「新らしいロクショウどんどんダッサくなる!」と言いつつも(結局最後にはコイシマルにも新主人公機にも慣れてしまったのだが 笑)、いつだってクワガタを買う私。兄はいつも私がそんなことを言ったのを確認すると「じゃあ俺はカブト買お〜」なんて言っていた。 シリーズ5作目の発売、弟が小学生になってゲームで遊ぶ年になった。弟がカブトを買うと、兄は私と一緒にクワガタを買った。そういえば最初はクワガタを買っていたのにずっと私に気を使ってくれていたのかな。なんて20歳になった今更になって気付く。
待ちに待ったゲームの発売日 母に近所の量販店まで車を出させ、虎の子の貯金箱を開封。苦笑するレジの店員に小銭を押しつけ会計を済ませる。ホクホクで帰る車の中。家に着くまで待ちきれず箱を開封する。応募ハガキ?邪魔だ。どっかいってろ。説明書を掻っ込むようにザッと目を通してからビニールからカードリッジを取り出す。ゲームボーイのスロットに差し込む。手汗の滲む指をかけた。
「ピローン」
現実に戻る。届いたAmazon箱の前に居る私、そこにかつての高揚感は無かった。
ずっと一緒に隣でやってくれた兄、私にメダロットを教えてくれた友達。大袈裟だと笑うかもしれないが、随分遠いところまできた気がした。前作も2バージョン買ったのだが兄はDSを持っていなかった為、大学の友人に貸した。金があってもあの頃の心は失われていた。子供の遊びに付き合ってはしゃいでくれる兄弟も友達も居なくなった。ひとりぽっちでやる2本のソフト。パッケージのメタビーは少し悲しそうに見えた。 たった一人になっても何かに取り憑かれたように妄信できるのがメダロットだった。ちょっと泣いてしまった。
今からハガキを取り出して10年越しの思いを伝えてやろうと思う。
9/15追記 あれ、なんかレビュー丸パクされてr いや、みんな大好きですもんねメダロット。きっと同じ気持ちだったんだね。投稿時間も表記しろAmazonこら。
80年代や90年代のアニメ主題歌を、新たにユーロビート調にしたのがこの作品。 とは言っても、ユーロビート自体が古い種類なのに、新しくはないですね。 その時は各方面で展開されていたから、乗っかったんだろうけど。
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