本書は、「インテリジェンスとは何か」から始まり、情報収集・分析に必要な素質やインテリジェンス大国になる条件、日本の優れたインテリジェンス事件などを具体的エピソードを用いながら指摘し、また日本におけるインテリジェンス育成組織の構想などが佐藤優氏と手嶋龍一氏の対談形式で語られている。
その中で、日本のインテリジェンス能力は個別に蓄えられ、結晶してはいないが、潜在的に高いレベルにあるという指摘は興味深い。フランスやドイツに劣らない能力はあるという。それなのに、結晶化の障害となっているのは省益や嫉妬であるというのは、インテリジェンスが国益を第一とするものだけに、残念だ。
3つの第一級のインテリジェンス事件を通して語られる、インテリジェンス大国であった過去の日本の姿と、身内の論理で自らその地位を放棄しているように思える現在の日本の姿は、鮮やかに対比をなしている。
具体的な人脈作りや手口に紹介や、手嶋氏のウルトラダラーのソース源など、触れられてはいるが明らかにされないところがいくつかあり、機密等でしかたないことではあるが、読み終えてももどかしい感はある。
しかし、全般的に、外務省で旧ソ連の情報収集・分析を担当していた佐藤優氏とNHKでワシントン特派員や支局著を勤めた手嶋龍一氏、二人の豊富な知識量と分析力には驚かされる。
具体的なエピソードを交えながら、様々な方面へ話が広がっていき、散漫な印象を受けるかもしれないが、それぞれ含蓄に富むものであり、また普段語られる事のない類のエピソードであり飽きはしない。
しかし、両者の著作に触れたことのある読者でないとすんなりとは納得できないかもしれない。『国家の罠』や『ウルトラダラー』に触れておくといいだろう。
国民国家を肯定する「司馬史観」は安易にナショナリズムに利用されやすい(されてきた)。本書は司馬遼太郎の二つの小説が扱う明治日本と、それが書かれた1960〜70年代を見据えて細かく問題点を挙げている。全体的に平易で偏りもなく無難だが、それだけにまとまりに欠けていて、作者・成田龍一氏の歴史観が見えないのが残念。しかし、なにかを論じようというよりも問題提起の書として楽しめるのは間違いなし。ただ、二つの小説を読まないと(またはある程度の歴史の知識がないと)楽しめないので、まずはがんばってながーい二冊の小説を読まなければなりません。
もう買っちゃいました!はじめて吉さんのアルバムを買おうと思って 色々と悩んだけどこれが1番ですよ! もう全部聞きたいですもん。もう全部すべての曲がいいですよ おちゃめ、感動、ふるさとへの想い、夢、心境、家族、愛、唄、満載です 吉さんの人生、歩みを知りたい方へ是非御勧めします
子どもが小学校の図書館で借りてきました。 楽しい科学絵本です。とても気に入っていて、「ジャガイモのでき方なんて、知らなかった。図鑑と違って読んでわかりやすい。これがなかったら、ジャガイモの種を撒こうとするところだったよ。」と言っています。 落花生もとても魅力的です。
山口小夜子さんのCMが全てではないですが、vol.1と併せて若い頃から最近のものまで見ることができて嬉しいです。
ただ、今回の企画は資生堂が発売した資生堂ブランド限定の作品集のようで、花椿を使用しなかったタクティクスやクレドポー、伝説のセルジュルタンス時代のインウイのCMが収録されていないのは残念です。
vol.3が出るのならば是非インウイのCM全てを見たいですが、大人の都合で難しいでしょうね。
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