神々しく、美しく、若々しく新鮮な歌声。透明感に溢れた、美しい歌声に心が洗われるよう(陳腐な言い回しですいません・・・)。でもホントにうっとりしてしまいます。1996年録音のアルヒーフデビュー盤です。73年生まれってことは、コジェナー23才のとき!!近年の貫禄すら感じさせる彼女とは別の輝きがこのアルバムにはある。ジャケットを開いたところに載っているモノクロの写真も綺麗ですね。なんか汚れを知らない乙女といった感じで。グラモフォンから出ている2枚組みベスト(ENCHANTMENT)に(10)のビデオクリップが収録されていますが、これがまた凄く魅力的で彼女に恋してしまう。ミスヴェリチェク・グルック・モーツァルトのアリア集、ヘンデルのイタリアカンタータ、故国チェコの歌曲集など大好きなアルバムは多いのですが、このバッハのアリア集、気持ちが荒んだときや、疲れきったときに無性に聴きたくなる(なんかネガティブな動機でスイマセン・・・)。彼女の歌声を聴くと何か癒されたような気持ちになるのです。
中世やルネサンス時代からの選曲もあるのでマイナーすぎと思われるかもしれませんが
当時の代表曲ばかりですので捨て曲無し。「素晴らしい」の一言に尽きます。
私は毎晩寝る前に聴いてましたが、本当に心が洗われました。
純日本家屋の和室にコタツだろうが、目を瞑ればいいのです(笑)。
すぐにマリア像や天使の絵画が浮かんできます。
各社から溢れる程のベスト100シリーズが出ている中、
このカテゴリを取り上げてくれたのはEMIだけだと思います。
21世紀に、ここまで豊富な古い宗教曲が聴けるなんて奇跡に近い。
100曲の中から敢えてベスト1を選ばせて頂くと、
メンデルスゾーンの『谷川の流れに鹿が集うがごとく』でしょうか。
まさにギムナジウムに集う少年たちの静謐で繊細で透明な世界。
このCDをBGMに竹宮恵子さんや萩尾望都さんの作品を読むと泣けます。
『地獄少女』3巻、まだまだ勢いは衰えません。 今回もよく出来た話が多いのですが、他の皆さんのレビューにもある通り、何と言ってもあいが「地獄少女」となるきっかけとなった400年前のある事件のエピソードが一番心に残ります。 罰と引き換えに他人の恨みを晴らすあいもまた、同様に罰を受け続ける存在だったのですね。
一方で、脳天気なパロディ4コマもどんどんクオリティが上がってますね(笑 作者のセンス大好きです。 もう泣いたり笑ったり、この本読んでると実に忙しいですね(笑
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