元CIAの主人公の娘が誘拐され、その救出作戦を始めるといったありがちなお話。沈黙の~邦題タイトルにつけるのはもういいでしょという感じですけど、やはりこの名前て沈黙=セガールという意味で日本の市場では必要なんでしょうかね~。 内容に関してですが、セガール映画にしては、けっこう流血シーン(注:本人じゃなく)が多いです。それと久々に合気道の格闘シーンが豊富なので、ファンには楽しめる作品かと。ただ、やはりお年のせいか、手を使う技以外の蹴り技や跳び技は全てスタントマンが演じているいるようです。(その映し方には頭が下がります。戦いの最中に砕けた木片が上手くセガールの顔をさえぎっていたり、カメラのアングルから頭だけが外れていたりと凄いです。ただ、建物に身軽に潜入するシーンなどは思いっきり体型の違うスタントマンでバレバレだったのが・・・汗。) その他にも銃撃シーンも満載で、今までの作品だと割りと素手で解決していたことが多かったですが、それに比べ近年は銃を多用していると思います。本作では横っ跳びしながら撃ったり、トロッコに寝ころがりながら、敵をバンバン撃つなど、ジョン・ウー映画のような演出が多いです。また相変わらず、上下のブレに弱そうな不思議な銃の持ち方は健在ですけど・・・。 あと、終始あやしい人民服を着ているセガール。全然似合ってないのが・・・。せめて、従来通り、黒でビシッと決めて欲しかったです。 ストーリーはま~元CIAの凄腕のオヤジで、ひょんなことで誘拐された娘を助ける為、10年ぶりにタイを訪れる。CIAも動いていたが、これは私的な問題ゆえ、独自に昔の仲間の協力を得ながら、事件の裏に潜む陰謀に迫っていく・・・。 邦題の聖戦の意味は、仏教国であるタイが舞台であることと、主人公の古くからの知り合いである、お寺の僧侶と、敵の組織のバックにいる呪術師がラストに主人公達が戦っている中、祈りVS呪いの白熱のバトルを行うとこから来ているようです。 総じて、可も無く、不可も無くの、セガール映画の定番映画といった内容で、ファンなら安心して観ることができると思いますけど、単にアクション映画が好きと言う方はむしろ物足りない印象を受けるかもしれません。
沈黙の戦艦などからすると、ある限られた空間内でのトラブルに対応する
という醍醐味が薄れている作品だと思います。
舞台も中東ですが、アクションシーンはいいのですが娘を助けるという題材とそれをとりまく背景にも予測ができてしまいいまいちでした。
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