以前、妻と二人の時間、トランプをしておりましたが、 さすがに飽きてきたので、知能ゲーム ボードゲーム※といった キーワードでインターネット上を、検索していました。
※テレビゲームはうちはあまりやりたくない意向がありましたので。
そこで、ヒットしたのが、GIGAMIC社のQUARTOでした。
さすがに、フランスの会社であり、周りに聞いても誰も知る人はおらず、 どうしようか迷っておりましたが、インターネットでコンピュータ相手に QUARTOゲームを行えるサイトを見つけ [・・・] さっそく、トライしてみました。
が、正直、コンピュータ相手だと、ゲームの意図や面白さを何となくわかるけど、 何がいったい楽しいのかあまり分からないのが、事実でした。
そこで、GIGAMIC社のQUARTOのホームページを調べていたところ、 当ゲームは、数々のゲームの賞をもらっており、過去何年かで最も 優れたボードゲームという称号が与えられておりました。
また、私も知りませんでしたが、知能が高い人しか入れない、しかも入るのにテストがいる Mensaという世界的なインテリジェンス団体が、ベスト5ゲームに選んでいるということから、 これは、すごいボードゲームではないか?ぜひ、買ってみようという気持ちになりました。
まぁ、たとえ面白くなくても、アマゾンだと4000円程度だし、 テレビゲームのソフトより格安なわけだし、ためしに買ってみました。
ゲームが届いた日は、私は会社におりましたので、妻がたまらず開封し、 「木製で、きれいで、楽しそうなボードゲームだよ」と携帯メールが!
私も家に帰り、その質感に驚きました。木製の温かみを感じ、かつ インテリアとして家に飾ってもぜんぜんおかしくないほどの高級感。 すばらしい商品だと思いました。
早速、妻と対戦。
妻も、オンラインゲームで試しており、見よう見まねで、ゲームのルールを再度 確認し、トライしました。
最初の1週間あたりは、自分のうっかりミスにより、負けたり勝ったり。 そのうち、戦略を立てられるようになってきて、さらに面白さが倍増。
購入してから、1ヶ月たった今でも、妻に「クワルトをやろう」と、 話すと、ニコニコして、「うんやろうやろう」と答えてくれます。
はじまったら、真剣勝負!!インテリジェンスの戦いです。
正直、ハマリましたね。 正直、買って間違いありません。 (↑ここまで言うと業者の人っぽくていやですが。。。)
いつもは、amazonへのレビューなど書かない私ですが、ぜひ皆様にも クワルトで素敵な時間をクリエイトしてもらいたいために、長々と 書きました。
親戚にも、先日送ってきてもらった梨のお返しに、クワルトを送りました。 また、同期の結婚式に呼ばれていますが、そのプレゼントにクワルトを選ぶ予定です。
私のレビューを読み、少しでも多くの方に、クワルトの面白さを味わっていただきたく。。
ではでは!
とても不思議な世界が広がります.時代は四半世紀前.日本の某国立大学医学部を中退したあと,紆余曲折の末に米国で医師になった著者の私小説的な世界が繰り広げられています.誰のどの小説にたとえたら良いのか...大いなる愚作という評価を受ける可能性大と考えてもみたのですが,まずは読んで見てください.著者の不思議な世界をきっと楽しめますよ.
日刊連載という過酷なスケジュールを考えれば クオリティの低さはやむを得ないといったところだが、 漫画として商品化する以上、完璧な仕上がりを目指してほしいところだ。 この漫画にはどこか未完成な同人誌的なノリが漂っている。 カラーページではそれが功を奏しているようにも見えるが、 話の完成度の低さに全部食われてしまっている。
女子中学生とサバゲー、国道12号氏の美少女など 折角良い素材がありながら、話のつまらなさばかりが目立ってしまい なんだか色々と残念な漫画になってしまっている。 もっと女子中学生特有の心理描写や読み手を良い意味で裏切るような展開がほしい。
更に欲を言えば、コマの構成を恐らくハイビジョンの対比を狙っているのだと思うが、 左右のサイズが通常のコマサイズとほぼ同じため天地がつぶれて ただ小さくて見づらいだけの構成になってしまっているのが残念。 ウェブでは特に支障はないのだが、本になると辛い。
国道さん、大変だと思うけど頑張ってください。
本書は三部に分かれている。まず第一章で、右翼・左翼の辞書的な意味が整理される。各種の辞典などに記述された定義が並べられて、左翼=進歩、急進的、革命、平等、個人重視 vs 右翼=保守、反動的、伝統、共同体重視 などの概観を得る。
第二部は右翼・左翼という言葉が生まれた歴史的いきさつについて述べられる。フランス革命当時の議会で、保守派(ジロンド派)が右側に、急進派(ジャコバン党)が左翼に座ったためにこの言葉ができた、ということはたいていの人が知っている。しかし、著者はそれは正確ではないという。急進的勢力が左側の席に座っただけではなく、その「左派」が勢力を握ると、その時点での保守派(つまり左派内部の穏健勢力)が右に押し出されていき、左側にはより過激な急進派が陣取るということが繰り返されたのだという。
最初は王党派が右翼ジロンド派が左翼だったが、王党派が追い落とされると、ジロンド派の中からジャコバン党が生まれ、左翼に陣取る。さらに、ジャコバン党はモンターニュ派と平原派に分かれる。モンターニュ派の左翼にはさらにバブーフの社会主義勢力ができる、といった具合だ。
それだけではなく、その後のヨーロッパの歴史が、多くの国でフランス革命をなぞるように進んでいったことが、右翼・左翼という言葉が、フランス革命当時の議会における個別の名称ではなく、ある政治的傾向をさす一般名詞化した理由なのだ。
王権の制限→ブルジョア革命→自由主義→社会民主主義(→共産主義)という発展がフランス以外の国でも起こったので、その「進歩」の方向性で先のほうにある者を左翼といい、左翼への反応として起こった反対運動を右翼と呼んだというのが、著者の分析だ。
現代では、右翼とナショナリズムは強く結びついているが、それは本質的なものではなく、むしろ歴史的に見れば、当初の左翼はナショナリズムであったそうだ。フランス革命の標語「自由・平等・友愛」の友愛は共同体への忠誠心をさす言葉で、むしろ王族こそヨーロッパ全体に血縁を持つインターナショナルな存在だった。ブルジョア革命が成立すると、「国家権力と結びついた資本家」対労働者という対立になる。そこで、万国の労働者よ団結せよ、というインターナショナリズムになるのである。
さらによく分析すると、左翼の根底には理性への信頼に基づいた進歩思想がある。右翼の保守主義は、理性への不信から「自然なもの」(たとえば王権)や伝統的なものを重視する立場が生まれてくる。
そう考えると、右翼・左翼という分類は、非常に「近代的」なもので、近代の終焉とともに無効になると著者は言いたいようだ。第二部の最後に、イスラム社会とアメリカの戦いを分析するときに、右翼・左翼という対立軸は役に立たないことが示される。
第三部は、日本における右翼・左翼的政治的立場の受容史だ。明治初期に急速に近代化しようとした日本では、右翼・左翼とも必要とされた。政府の横暴から人民を解放しようとする左翼、外国勢力から民族そのものを丸ごと解放しようとする右翼という関係だ。しかし、体制が整ってくるにつれ、権力の枠からはみ出して、反政府的な勢力となっていく。
戦後は、共産党が合法化された分、席順がひとつずつずれて、最右翼おもての政治から追い落とされた。そして、政府がアメリカとの講和=軍事同盟を選ぶに至って、左翼は非武装中立という「非現実的な」路線を主張するようになった。それで、世界的にも珍しい「左翼=平和」という概念が日本で生まれたのである。
著者は現代日本の左翼は非現実的で、右翼は思想を徹底していない、どちらも現在の生活を維持しようとしているだけで正義を欠いている、と両者ともに強烈に批判する。左翼の言うとおりなら、日本国は解体して国民は国際社会の奉仕者とならなければならないし、右翼の言うとおりの理念を貫くならば、アメリカの核の傘から独立して、独自の安全保障体制を築かなければならない、というわけだ。
右翼・左翼という政治的立場で割り切れるような理念では、これからはやっていけないということが言いたいようだ。旗色不鮮明な著者の自己弁護の本だったかもしれない。ともあれ、「桜チャンネル」の二・二六事件に関する本を紹介するための、知的バックボーンとしては非常に役に立った。
日本人の文化とは何だろう、日本人の感性の源流とは・・・私を見つめた疑問がこのDVDで少し分かった気分です。
遠い時間に培われた日本の文化は大陸から渡来した文化と日本古来の文化が融合したもので私のルーツを知った思いです。雅楽のルーツを求め、シルクローロから敦煌、西安にまで遡り、雅楽の歴史変遷を集大成した本邦初作品ですね。
芝 祐靖氏の正倉院の復元楽器演奏と理論に圧倒されました。横須賀令子氏の墨絵アニメが何と素敵に仕上がっています。正倉院の楽面や宮内庁所蔵の管絃抄、四天王寺の聖霊会、春日若宮おん祭、伊勢神宮の悠久の舞台、五絃琵琶の調べなど古代の心が聞こえる豪華企画です。
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