不器用で面倒くさい男女が出会ったお話。 全編にわたりセックスの話題がメインですがエロというより今時珍しい純愛に近い、安心する内容です。 面倒くさい主人公にも、面倒くさいヒロインにも、それぞれ面倒くさくなった理由があってそれなりに感情移入、というか理解は出来ますね。軽い友人たち、というのも星里さんらしく、落差のあるキャラ設定でお話に起伏を与えています。 シリアス展開もありますが、全体的にほんわかした雰囲気が星里さんらしく、なにか幸せな読後感です。
スニーカー、というのはウォーキングを取り扱っていることから名付けられたタイトルですが、新宿〜高円寺、あるいは都内の距離感がわかると、より楽しめると思います。主人公が新宿から高円寺まで歩くのにかかる時間は、確かにそのくらいです(震災時に歩いた経験から…)。 都内、というのは、道や街灯が整備されていたり、ギブアップしてもすぐタクシーがつかまる、道を選べばいつでもそれなりに人影もあったりしますので、結構徒歩帰宅する人も多い。終電後とか。
表題作に加え、読み切りが一本掲載されています。こちらは、ちょっと切ない感じの作品。男女もいろいろあります。
帯を意識した装丁がなかなかおしゃれで、本棚には是非帯付きで置きたい本です。帯付きのうちにご購入をお勧めします。
星里もちる作品をまともに読むのは久しぶりです。
りびんぐゲームとか、それ以前のはよく読んだものですが。
…「結婚しようよ」辺りからとんと読んでないなぁ。注目はしてたのですが。
とは言え、切羽詰まった状況作りとハートウォーミング感のバランスは相変わらずイイ感じです。
お父さんがサイン会をすればそれなりに人が集まる程の中堅漫画家で、
担当編集との打ち合わせ中にネームも切ってしまう程の実力の持ち主であるのに、
いざペン入れとなると行方をくらませてしまうダメっぷり。
そんな状況をフォローしまくる主人公である歩未ちゃんたち姉妹+アシスタント1名。
父の背中を見て育っただけあって何とか無事に毎回の〆切を越して行ってます。
正直、コメディ調の線が極端に少ない絵が増えてるのは画力が落ちたか?とも思わせるのですが、
切羽詰まった感の緩和にも一役買っているのも事実。
この子ら家族がいずれどんな鞘に収まって行くのか、今後の展開が楽しみです。
星里もちるに何があったのか知らないが、4年ぶりのコミック?らしい、「りびんぐゲーム」でファンに
なってから過去のコミックスまで購入してきたが、「かくてる・ポニーテール」以来のSF設定で45歳前後
の年齢にはツボのドラマが引用された、ドラマ好きの作者の遊び心が感じられる作品になっていて、その
上妹(異星人)と同僚との三角関係、主人公の生命維持の秘密を絡めた内容になっている。
暫く、星里もちるの新作を味わう事が出来なかったファンには待望の第一巻、もちる成分充電!(ところで
光速シスターって、光速エスパーをもじってる事を知ってる読者どれくらい居るのかな?)
今回の巻も安定して面白いです。 読んでいて和やかな気分になります。 1話完結だけど少しずつ人間関係が変わっていって 物語が進んで行く感じ。 いずれはお父さんの過去とか明らかになるのでしょうか? 続きが楽しみです。 アニメや映画になってもいいのにな、と思います。
ハルコ第1巻で3点を付けた者です。1巻の内容は、2巻のための前座です。たいへんおもしろく読ませていただきました。読み終わるとなんとも気持ちが暖かくなる、こんな感想を持てるストーリーは、映画やTVドラマでは、あまりほありません。「ちゃんと描いてますから3」を読み終えて、マンガを作る大変さを少し知り、このようなユーザーレビューを簡単に書いてはいけないなと思いました。日々の生活に疲れている方、少しの時間、幸せになれます。ぜひどうぞ。
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