ミスチルはどこへいくの? 小林Pはどこへ導きたいの? ミスチルって本当は4ピースのバンドじゃないの?
そして本当にメンバーはこれで満足なの?
ミスチルのアルバムはベスト盤を除いてすべてリアルタイムで聴いてきた。 もう一時期は絶対どんなバンドも真似できない「ミスチル」を表現してきたと思う。 でも今のミスチルは違う。桜井さん(ミスチルブランド)の名前とタイアップで支えられてるとしか言えない。 一通り聴いた感触として、確かに既に世に発表されてる曲が多く、馴染みやすいし耳触りもいい。 でも・・・それらが詰め込まれたある種のもうひとつのベスト盤のようになってしまっている。 曲自体は素晴らしいものも多く(総じて既発表曲)、確かにそれだけでも価値はあるのかも知れない。 故にライトなミスチルリスナーはきっと満足すると思います。 でもコアでミスチルのバンドサウンドを知ってるリスナーは果たして満足できるのかどうか。。。 ここ数年の曲は変化に乏しすぎて「またこの手の曲にアレンジか・・・」という繰り返し。
桜井さんのメロディ、声、言葉はもちろん大好きです。 ただ、やっぱり田原さんのこだわり抜いたバッキング音、 中川さんの指弾きではなく、あくまでピックにこだわったベースラインにピッキング音、 JENの少し後ノリで一発一発が丁寧なJENにしか出せないドラミング。 そのすべてがミスチル。 「タイムマシーンに乗って」や「I’ll be(アルバムver)」のグルーヴこそがミスチルだと私は思っています。
どちらかといえばROCKなグルーヴを持ったリズム隊に、 POPセンスにあふれる丁寧なバッキングや、時に歪んだリフで雰囲気を構築し、 そこに乗っかる声、メロ、言葉。 すべてバランスよく重なったときのなんと言えないグルーヴ感。 それがミスチル=バンドだと今でも信じています。
何度も言うが、ここ数年の曲は変化に乏しすぎて「またか・・・」という繰り返し。 それでもファンは何かを求めて(ミスチル)を信じてアルバムを楽しみにしている。 私もその一人。 ソロやユニットであればきっとアレンジがどうなどとはそこまで気にしないのかも知れません。 でもミスチル名義で発表し奏でてる限り【4ピースバンド】が絶対的に根幹にあると思うんです。 そんなに嫌になったら買わなければいい!ではなく、好きだから信じて購入し続けてるんだと思う。 そんなに愛されてるバンドはそうはいないと思うのです。 少しでも駄作が続けば売れなくなる日本の音楽業界の中ですもの。 本当に愛されるだけの資質を持ってるからこそなんだと思うんです。
確かにデビューから20年間の流れの中で、 小林さんのプロデュースがなければここまで来れなかったかも知れない。 でも・・・でもそろそろミスチルの4人を信じて、 小林さんは露骨に干渉し曲に第5のメンバーのように参加するのではなく、 少し距離を置いて見る必要もある気がします。
produced by Takeshi kKobayashi & Mr,children
ではなく
produced by Mr,children & Takeshi kKobayashi
に・・・。
バンドのミスチルを聴かせてほしい・・・。
現在ボクの愛用品。楽器屋で売ってるモニター用のヘッドホンなので、音楽鑑賞用としては、情報量は多いのですが淡白な印象を受けるほど音に個性が無いのが評価の分かれる所でしょうね。個人的には、どーせ音の好みなんて気分と体調で変わるので、個性が無いほうが飽きなくて良いのですが、音が硬くて聴き疲れするとか、潤いが無いとか、聴きたくない音まで聞こえるのは嫌だとか、そーいう感想を持つ人もいるかと思います。出来たら試聴してからの方が良いと思うのですが、リアルな楽器屋じゃ試聴出来ないし…
音楽製作用としてはプロ御用達の逸品ですから(日本のレコーディングの現場の映像で写ってるのは十中八九これ)迷う必要無し。
この、VHSは本編となる東京ドーム公演のVHS発売前にリリースされ、よく観ていた(本編は、のちにDVD化されますが)
東京ドームでは演奏されなかったライブ映像、innocent world(深海のツアーの他の会場での一曲目だった)も収録されている(完全ではなく途中で色々と曲は変わっていきますが…)
DOCUMENTなので
しかし、貴重映像がたくさん収録されているので、いつかはDVD化を強く希望します。
ミスチル10年ぶりのベスト盤の第1弾は前作のように100万枚・200万枚突破のシングル曲の連発ではない。 既に音楽市場自体が縮小しており、ミスチルでさえも「セールス」においては例外ではないのだ。
だが、曲の質に関しては円熟の域に達しており、流れるようなポップスの極上を味わうことが出来る。
「Any」 「未来」 「ランニングハイ」 が特にお勧め。
「シフクノオト」から 「PADDLE」 「花言葉」 未収録が残念。
曲質においては「例外だった」模様。 喜ぶべし。驚嘆するべし。
以前に一度出した形態同様、ミスチル2枚同時リリースベスト盤のうち、こちらは「macro」(2005-2010)の方です。
ミスチルの軌跡をクオリティの高い楽曲群と共に振り返ることが出来ます。
相変わらず粒揃いの曲たちですが、今回は今回のベストの中で特に印象に残った楽曲をピックアップしていきたいと思います。
中でも挙げるとしたらやはりまず4「しるし」でしょうか。 言わずと知れた"名曲"。 歌詞がミスチルの楽曲の中でもさらに良いと思います(グッとくるフレーズが多々ある)。 中でもやはりというか「半信半疑=傷つかない為の予防線」という歌詞には当時相当衝撃を受けましたね。 21世紀最強のバラードと言っても過言ではない、歌詞とメロディ両方のクオリティが物凄く高い一曲。
6「彩り」…「HOME」のアルバム曲の"核"とも言える曲。 これも歌詞が特にグッとくる一曲。 メロディもとても良く、HOMEのアルバム曲で一番好きでした。 「僕のした単純(なんてことのない)作業が〜まだ出会ったこともない(今僕の目の前の)人の笑い声(顔)を作ってゆく」という歌詞を聴くと「よし、(今日も)仕事頑張ろう」と思える、仕事の励みになるとても勇気づけられる楽曲。
8「GIFT」…何故かビックリするほど売れなかった名曲(確か初動19万)。 歌詞もメロディも本当に沁みります。 「GIFT」「渡す時ふと」の韻踏みも最高。
10「花の匂い」…アルバム曲(当時配信はされていたが)の中でも特に好きな一曲。 まさしく"名曲"だと思います。 聴いていると何だか泣けてきます。
他にも繰り返す『もういっかい』のフレーズが印象深く、イントロからして神がかっている上に全ての部分の旋律が美しい「HANABI」等本当に名曲(良曲)揃いですが、それはそのタイトルでの他の方々の熱い称賛のレビューを見て頂くとして個人的なピックアップは以上とさせて頂きます。
ただ…粒揃いの楽曲たちでそれらが1枚で通して聴けることは素直に嬉しいですが、個人的には『SENSE』の中でもイチオシの「Prelude」が収録されていないのはやや残念。 出来れば入れて欲しかった。
でも「一家に一枚、「2001-2005」と合わせて2枚置いておきたいそんなベストアルバム」であり、そして「桜井氏の書く秀逸な歌詞の世界観とミスチルの楽曲のクオリティの高さを改めて堪能できる、そんな(ベスト)アルバム」です。
P.S.ベストから入った方には是非とも他のアルバムも聴いて欲しいです。特に上に挙げたアルバム「SENSE」の『Prelude』は本当にオススメなので機会があれば是非聴いてみて下さい。
追記:あと初回限定版はDVDが付いていて2800円と安いですね。10曲ものPVが見れますし、素直にお買い得盤だと思います。前ベスト同様ミスチルの裏話が載っているのも良いです。
|