レコードコレクターズ誌には、リアルタイムで新譜を検証できるという使い捨て面と、著名ミュージシャンの基本的なディスコやバイオを得られるという、永久保存的側面があると思う。
本書は、その保存的側面に特化したもの。かつての特集を音楽の傾向ごとに整理して一冊にまとめたもの。
ただ、内容は、かつての雑誌の特集をそのまんま採録しただけ。いちおう、最新情報や訂正記事もあるが、(アレサを除き)いずれも1頁で、そのおもな内容は雑誌掲載後のCD発売情報などで、はっきりいって大いに落胆した。
雑誌掲載からすでに15年前後経過しているものばかりなので、もう少し最新の情報を追加して欲しかったところ、昔から定期購読しているファンの方が、あらためて1500円も出して購入する価値があるかどうかは疑わしい。
しかし、若いファンの方や、バックナンバーを持っていないという方は、一冊ずつ古本で探すより、手っ取り早く本書を購入した方がいいだろう。
なお、アレサ・フランクリンにかんしては、2007年に出た未発表もののCDの内容がすばらしかったということで、とくに執筆者からの希望があり、追加記事が多い。良心的だなあ。
あまり期待していなかったが、S.クロッパーなんかが出ていればと思い、購入。
内容は、前作同様、ハチャメチャ。 楽しいの一言。
そして、なんと、E.クラプトン、S.ウィンウッドやスカンクまで、 BBとのセッションで登場するという豪華さ!
音楽ビデオとしても価値のある作品といえる。
エイクロイドの夭折した友への思いが、胸を熱くする映画である。前作では秘められていた、友のユダヤ教徒(聖ヨハネの教え)としての信仰を、誰に憚ることなく顕彰する。ウエスタンへの『ヨハネ黙示録』の「青白き馬」の影響という、卓抜な解釈をを映像化する。甦った少年ベルーシとエイクロイドは、闇の中をどこまでもドライブしていく。もう離れないのだ。ジェームズ・ブラウンから、エリック・クラプトンまでの豪華なゲストは、聖なる復活の儀礼への参集者として花を添える。
こうしたボックスセットが他にもたくさん出ていてうれしいのですが、どれもこれもほしくなるので困ります。さてアリーサ・フランクリンはまさにソウルの女王ということが、ビシッと理解できるCDセットですね。彼女に比べたらWhit**Hous**なんてと、いってみたくなるようなグルーブの塊、存在感です。なくならないうちに購入すべきアイテム。must buy!!
|