一言いいたいのは、必ず1と2を観てからご覧になって下さい、ということ。 いきなり3を観ると「わけわからん」となること必至です。 香港、いや世界映画史に残る三部作です。絶対観て損はありません。 しかも三作品それぞれ作風が違うという、奇跡のような三部作です。 3についてですが、しみじみ「無間道」(原題)の意味を考えさせられます。 アンディ大熱演ですが、トニーの軽妙な演技も見逃せません。 ラストのウィンクはファンサービス?
映画が素晴らしかっただけに、サントラもたまらないです。 特に2番目の1991は、テレビで登山家の栗城さんを特集した 番組にも使われていました。 他にも確か格闘家のファイト前の登場シーンでも使われていた気がします。
この1991は、これから何か大きな事を控えているときに聞くと最高に 自分の気持ちを高めることができます。 熱しすぎず、冷めすぎず。心の高ぶりを、興奮とは違った落ち着いたものにする、 それはいわばサバンナで生死をかけた戦いをする猛獣が対峙している瞬間にも似ている と思ってしまいました。
そうです、決意です。決意の瞬間に聞く曲です。 そういう意味でタイトルは決意の方が個人的には良かったかもしれないです。
大ヒット作「インファナル・アフェア」三部作の第二章。描いたのは、一作目を逆上る事10年前。
身内に犯罪者がいるという理由で、警察学校を退学になったヤンは、マフィアに潜入して欲しいとウォン警視に頼まれる。どうしても警察官でありたいヤンは、マフィアに潜入することを決意する。一方マフィアの新入りラウは、自分が愛する人のために警察に潜入することを決めていた・・。
ヤンとラウ、二人の男の若かりし時を描いた作品。これも、前作同様名作である。人間ドラマは前作よりはるかに奥深いものになっている。
すごいのは、描いているのが主人公の二人だけではなく、彼らの周りにいる人々も念入りに描いているという点だ。ヤンが命を賭けて潜入した理由、ラウが意を反して警察に潜入した理由はもちろん、前作で命を失ったウォン警視が何故ヤンに潜入を続けるように頼んだのか?マフィアのボス・サムはどのようにして組織のトップにまで登り詰めたのか?細かい所まで詳しく描かれていて、すぐに前作を見返したくなる作りはすごい。
前作では、ヤンとラウが潜入した動機はほとんど描かれていなかったが、本作2を見ればその点がすべて分かると言っていい。前作より本作の方が名作にふさわしいと言う人がいても、まったくおかしくない、正当な過去を描いた続編である。
一作ずつレンタルで鑑賞してたのですが、
三部作スペシャルパック、しかも初回限定に惹かれて買っちゃいました。
やっぱり続きで一気に観ると、さらに深いなぁと♪
なにが正義でなにが悪なのか、葛藤する姿がいいですね☆
ショーン・ユーとエディソン・チャンの演技も光ってます♪♪♪
「インファナル・アフェア」三部作の完結編。ヤンが殉職してから数ヶ月が経過した。自分の正体を知る他のスパイを殺害し、善人の道=警察官として生きていくことを決意したラウの前に、エリート警察官・ヨンが現れる。ヨンの怪しい行動を見て、彼もまたスパイなのではないかという疑惑を持ったラウはヨンの監視を始める・・・。
一作目で命を落としたヤン、善人になることを決めたラウ。現在と過去を交互に描きながら、ラストですべてが解明されるシリーズ最終章だ。本作も前二作に匹敵するほどの名作である。
一作目の裏では実がこういうことがあったんだという新事実と共に、ラウの苦悩がしっかりと描かれている。この新事実、確かに後付けっぽいのだが、実はインファナル・アフェアは1と3(の話)を作ることが決まっていたらしい。つまり1を作る時点で、今回の話は考えられていたのだ。たとえば一作目でヤンがギブスをはめていたのは、ちゃんと理由があったということである。
本作で初登場する二人の男。この男達の正体、すごく嬉しいものである。意味がわからない文章だが、見てもらえばわかると思う。ラウだけではなく、死んでしまったヤンも忘れることなくフォローされている作りに、制作者達に敬意を表したい。
本作をシリーズ完結編と言ったが、実はそれは間違い。なんとシリーズ四作目が進行中らしいのだ。一体何を描くのか?期待していたい(心配だが)。
ともかく物語は本作で一応終わる事になる。一作目、ニ作目を見てから本作を見て欲しい。より楽しめるはずだ。
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