面白いっす。
非常に重い。胸がつまるような。
罪と罰と嘘と優しさと。
そして伊藤さん、1時間って長いww仕事w
おまけ、真のヒロイン、というのも悪くないような…?
次巻楽しみにしてます
今巻の帯に「破滅の時は近い・・・。悪夢の第9巻。」 と書かれています。
主人公たちに迫る勢力の一人がついに主人公たち犯人グループの正体を知ります。また、新たに主人公たちを「始末」しようとする謎のグループが登場しますが、彼らの正体はまだ判りません。
みどころとしては他に主人公たちの一派が身を寄せる潜伏先にいるある外国人の事情がリアルに描かれています。ここに身を寄せる主要登場人物のひとりである英(えい)の台詞を引用します。「これが現実。 人は生きていくために追いつめられたら何だってするさ。 やってはいけないことでも 程度の差はあっても そうしないと生きていけないなら」(一部、句点を追加しました)
帯の文言同様に暗い気持ちにされますが、冷静に現実を描いていると言えます。
さて、今巻のあとがきはわずか1ページ。・・何か、ここを読むと、もう終わりそうな雰囲気です。まぁ、ストーリー的にもそうですが。そのページのあとに描かれているのは、久住と伊藤ちゃん。この2人がここに描かれているということは・・・。
続きが早く読みたいです。
女子高生チーコが駅で拾ったケータイにかかる、“タスク”からの連続自殺予告。 ズドン、と駅に響く鈍い音。
「ぼくはさ 変えて欲しいんだ 君に ぼくが見えた未来を」
わけも分からず、止めるためには走るしかなかった。 チーコのそばには何を考えてるか分からない優等生、バンドーしかいない。 噛み合わない二人は、突然見せつけられた生と死のラインを走り出す。
全一巻四話構成で、話の切れ目を全く意識させない程の疾走感と練られたストーリーの青春サスペンスです。 頁をめくる手が止まりません。
小手川ゆあは陰影のハッキリした背景で“場”をしっかり描ける漫画家なので、 死体そのものをグロテスクに描かずとも、見慣れた街に投げ出された“死”がリアルに感じられます。 「みんなで楽しいのが一番なんだよ」と言うチーコと「何も無いじゃないかここには」と言うバンドーが、 予告された自殺を止めていく中でお互いを認め、良いコンビになっていきます。
チーコのなんで?という気持ちがどんどん迫ってきて、 読んでいる間こっちまで酸素不足で肺が痛くなりそうでした。 最後まで顔の見えなかったタスクが、一番救ってほしかったんじゃないかな、と思ったりもしました。
現代的な不安や疑問が提示されながらも、最後に走りきった爽やかさもあり、抜群に面白い全一巻漫画です。 ぐんぐん読ませられます。オススメです。 (小説のような、女子高生の後ろ姿だけの表紙が買いやすくてまたいいのではないでしょうか)
単純に面白い!と言えるし、答えはないけれど訴えかけるものもあり、 短くよくまとまった良作なのにあまり読まれていなさそうなのが惜しいです。
第6巻です。
この巻では、新たな依頼は入って来るものの、「仕事」はありません。
そのために、第3巻のように「地味め」な感じです。
しかし、そのぶん本作に於いて「仕事」の対極の意味を持つ「贖罪」について多く語られています。
毎回思うのですが、小手川ゆあ先生は本当に心理描写が上手いです。巻末近くで「先生」に置いていかれた「いつき」の「捨てられた子猫」のような表情など特にストレートに来ます。
また、あとがきも必見です。「にゃいふ」がどうなったのかは、読んでみてのお楽しみということで。
君のナイフも8巻目に突入です。 全体を見るといよいよ物語も佳境に入ってきたなと 感じます。内容はネタバレになるのであまり書けませんが、 志貴達と刑事との距離が徐々に近づいてきて、最後には これからの物語の行方を大きく左右するシーンが・・・・。 志貴、久住、槇原、いつき、それぞれの終着点は・・・。 続きがすごく気になる漫画です。
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