化物語に続くシリーズ作品の偽物語ですが、さらにテンポよく話が進んでいきます。化物語シリーズのキャラクターがちょっぴり大人になって登場したり、前作ではあまり登場機会のなかったキャラクターがしっかりと描かれています。基本は暦の妹たちである、ファイヤーシスターズに目が向けてありますが、その他キャラクターも続々登場する作品です。テレビでご覧になっていない方にネタバレは残念なので、こちらには記入しませんが化物語をもっとテンポアップした楽しい作品であることは伝えたいと思います。版がいろいろとありますが、通常版はケースに見開きのノーツ1枚です。価格では断トツにお得なため、私は今回は通常版で揃えるつもりです。画質や付属品を求める方は限定版をお勧めします。通常版は最低限の付属品だと思っていただけるとよいかもしれません。個人的には価格に見合って全巻揃える方にはお勧めです。
本当にすばらしい本です。日本ではあまり読んだことがないというひとが多いのは本当に残念です。アメリカではほとんどの中学校や高校で国語の授業に使われています。南部での黒人差別という重いテーマですが、子供たちの目から語られていて、重くなりすぎず、笑えることろもたくさんあります。本の後半の、裁判が始まってからは一気に読んでしまいました。
ライトノベルがそろそろ多くなってきたので
その整理のために購入しました
家に来て早速あけて入れてみました
すごいですw
どんなラノベでも入ります
これは気に入りました!
本棚と違って場所をあまり取らないし
題名もちゃんとみえるので
星5つにしました
小説版の『Fate/Zero』の設定資料集として、とても良い本でした。 また、アニメ版から入った方にも十分分かりやすい内容です(ネタバレ含むとも言います)が、やはり一読してからの方が、細部説明とか心情とかが、より納得できるかと思います。
・設定資料の感想としては、 『TYPE-MOON BOOKS板』で掲載されていたイラストの一部(現在販売されている『星海社板』に掲載されていない)も、カット別に記載しておりますので、構図とか知れて面白いと思います。 何よりもマスターやサーヴァントたちの表情や武器等、細部まで描かれているので、絵を描く時の参考になります。しかも、カラーなので、とても見やすいですし、この一冊があれば、『Fate/Zero』のキャラクターの魅力が存分に味わえます。個人的に一番嬉しいのは、やはり武器や乗り物の細部画でしょうか。
・用語集も面白い内容でした。 物語で記載されていない部分を補完できますので、裏設定を知った上で小説版ないしはTV版を見ると、もっと楽しめるかと思います。
・対談については、面白いの一言です。後に発売された『アニメガイド』の対談にも通じていて、お得かと思います。
皆さんすでにご存知のとおり,2012年4月10日(火)に2012年本屋大賞は,三浦しをんさんの『舟を編む』に決まりました。本書は10冊ノミネートされたうちの第3位でした。私が読了したのは9日(月)の夜。「これは大賞は無理だろうなあ」と思いました。 ピエタと聞くと多くの方は,十字架から降ろされたキリストの亡骸を抱くマリアの彫刻や絵を思い出すでしょうが,本書の書名の「ピエタ」はそれを連想させつつ,バロック音楽の『四季』で知られる作曲家・ヴィヴァルディが関係したピエタ慈善院から取ったものと思われます。 ヴィヴァルディが亡くなった後,訳ありの楽譜を探すという太い幹に,様々な人間模様がからんで面白い作品になっています。ヴェネツィアという町の描写も魅力的です(私は行ったことがないので本当に味わえたわけではありませんが)。でも,私が「これは大賞は無理だろうなあ」と思ったのは,編み物で言うとちょっと目が粗い感じがしたのです。登場人物の関係性をもっと濃密に最後まで表現するために,記述を増やすか登場人物を減らしてしまうかといったことも考えられたんじゃないかなあという気がしました。 本屋大賞にノミネートされているのですから,当然,つまらない作品ではなく良い作品です。訳ありの楽譜の顛末は感動的です。
なお,近所の書店で2012年の「本屋大賞」のノミネート作品がすべて陳列されていて,私がその中で最も美しいカバーで,かついい造本だと思ったのが本書。装画は君野可代子さん,装丁は池田進吾(67)さん。何すか? この(67) ってのはと思ってネット検索したら,事務所の名前だそうで「ロクナナ」(池田さんが1967年生まれだからと思われます)と読むそうです。私は制作したときの年齢を入れているのかと思ったらそうではありませんでした。製本は何と2011年第9回開高健ノンフィクション賞受賞作の『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』と同じブックアートさん。いい仕事してますねえ。上製丸背,しっかり仕上がっております。
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