日本でいちばん大切にしたい会社2
6300社の中から選ばれた8社が紹介されています。
どの会社も「素晴らしいなぁ」と思える会社です。
ネッツトヨタ南国や、沖縄教育出版といった企業は
聞いた事もあり、少し内容を知っていたのですが、
他の掲載企業も素晴らしい姿を追求されていて気づきが多かった。
いい会社にはいい顧客が集まり、いい人材も当然増え、
結果好業績のスパイラルが起こる事が、
前作と本作を通じて明確にわかりました。
吹奏楽コンクール課題曲集 Vol.2
あの頃の課題曲がいかに面白かったか。。
12曲目の『ポップスオーバーチュア「未来への展開」』は、
まるで未来都市を描いたようなカッコ良い曲。
幼いころに見た絵本のように、車が宙を浮いて走り、透明のパイプラインを駆け抜けるイメージ。
中間部も夢のある素晴らしいメロディー。
18曲目の『ポップス描写曲「メインストリートで」』は、
なんとトランペットのシェイクまであるビッグバンド調の曲。
この曲も、終りのほうに美しくロマンティックなメロディーを持っており、
これを聞きながら月明かりに輝く瀬戸内海を勉強部屋から観るのが寝る前の日課でした。
そうそう!、この『ポップス描写曲「メインストリートで」』は、
日の出からだんだん早朝に賑わってくる道、
そしてクラクション(TPのシュイク)が鳴り響く日中の街中、
そしてロマンティックな恋人たちの夕暮れ、と、まさに「メインストリート」の一日を描写した秀逸なポップス。
あの課題曲の名曲「ディスコ・キッド」にも全然負けてないですよ!!
当時は東京佼成の模範演奏でしたが、このCDの演奏もなかなかの熱演。
(模範演奏テープは、当時、1.木管分奏2.金管分奏3.全体合奏となっていましたね)
あの頃を吹奏楽で過ごした方、また課題曲の歴史を知りたい方にお勧めします。
特にこの回のCDは<課題曲激変>の時期で、面白いと思いますよ!!
日本でいちばん大切にしたい会社
久しぶりに「読んで良かったー」と心から思えた本。
社長(会社)って人生の救世主だったんです。
会社というのは自分だけじゃなく、
かかわる全ての人を幸せにできるところだったんです。
しかしそれも、社長などのトップが人を感動させる正しいことを
貫いているからです。
利益を出し、継続し、全ての社員やお客さんの満足度が
ものすごく高い会社。
夢のような会社が出ています。
どうしたらそんな会社にできるのかは詳しく書いていませんが、
会社をつくってきたトップの方々の考えは載っています。
夢と思っていたのが夢ではありませんでした。
日本理化学工業の章では、私自身の知的障害者更生施設での体験を思い出し
グッとくるものがありました。
新しい生き方を教えてくれたような気がします。
これだから読書はやめられません。
日本でいちばん大切にしたい会社3
自分たちにしかできないオンリーワンの仕事をして、社員やその家族、顧客、地域社会を大事にしている会社を紹介したシリーズの3作目。今までとコンセプトも変わっておらず、相変わらず働くことの本質を考えさせられ、感動を与えるような会社が紹介されていた。
今回は障害者雇用や、高齢者・障害者など社会的弱者のための仕事に力を入れている会社が多く紹介されていたように感じた。その中でも、個人的には「奇跡の靴メーカー 徳武産業」の話がもっとも印象に残った。
靴をペアではなく片方でも売る、つまずき防止のための独自の工夫、個々のお客に対応したパーツオーダーシステムなど、高齢者のニーズに答えるための手間・費用が多くかかっているにも関わらず、「いかにお客様に最後まで歩いていただける靴を提供できるか」を考え、格安でシューズを提供している点は素晴らしい。
また、この中で紹介されている、身体の不自由な方のための洋服を作っているハッピーおがわという会社の「どんなに赤字でも目の前の困っている人を助けたい」という経営方針にも感動した。難病で靴下を履けない少女のために苦労して作った靴下を1260円という誰でも手が届く値段で売るという行動がそれを示している。
徳武産業やハッピーおがわのような、素晴らしい志や経営理念をもった会社があることで、働くことの本質を考えさせられるとともに、非常に勇気付けられる。本書のシリーズが今後も続くことを期待したい。