QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)
歴史うんぬんより タタルさんと奈々ちゃんのエピソードが大好きで読んでいました。
今回完結ということで、どんな結末が待っているのかドキドキして読み進めました。
他のシリーズのキャラがちょいちょい出てきたり、今までのエピソードを振り返ったりと、最終巻らしい作品でした。
でも全部がすっきりってわけでもなく、いくつかのエピソードは謎のまま。続編とかあるのかしら??または他シリーズでおいおい明らかになっていくのかなといった感じです。
QED 東照宮の怨 (講談社文庫)
●う〜ん、なんとも食えない人がいるもんです。忠誠を尽くしていると見せかけつつそれに乗っかってねえ、いやあ凄い頭の構造です。巧緻さといい胆力といい。逆になぜ大名にならなかったのかが不思議。●当時としてはコスモポリタンの部類に入る彼がなぜ生地に固執したのかちょっと奇異でした。理由が知りたい。●将軍家と皇室の暗闘は「花と火の帝」で知っていたのであまり衝撃は受けませんでしたが初めて知る人は衝撃的でしょう。それから春日の局が比較的悪役チックに扱われていますが私はこちらの解釈に与します。●中盤の膠着状態がどうも歯痒かったです。他の巻ですとこの間にタタルさんの講釈があって飽きないんですが今回は真ん中の密度がごっそり抜け落ちてます。休みすぎ。とにかくこの本の厚みのほとんどは中だるみの所産です。●ちょっと思ったんですが現代の事件と歴史は完全分離したほうがいいんじゃないでしょうか。変に関与させるので本当に変な雰囲気になってます、犯人との対峙の場面が。タタルが両面で活躍するのに異議ありません。ですから事件解決のついでにその土地にちなんだ薀蓄も語るということでいいんじゃないでしょうか。●しかし犯人にもう少し語って欲しいものです。釈明なり心境なり。
鬼神伝 [Blu-ray]
映像がきれいで 戦闘シーンの作画もすばらしいと思います。
ストーリーは 色々考えさせられる部分がありました。
ですが その結果 かなり駆け足で 詰め込みすぎな印象もありました。
小さなお子様と見るには ちょっと難しすぎる内容だと思います。
終盤の怒涛の展開に ついていけるかで 好みの分かれる作品だと思います。
鬼神伝 [DVD]
映画館で見損ねて,DVDになるのをずっと待っていた作品でした。主人公,純の心の葛藤,人間と鬼どちらともどうなるのだろうとドキドキしっぱなしで見ていました。人間,鬼,どちらも願うのは同じ事だったようですね。中村獅童さん演じる源雲の意外なキャラ設定には驚きました。そしてラストに感動しました!!はじめは新品でそこら辺のお店で買おうか悩んでいましたがこんなに安く手に入り嬉しいです。是非オススメですよ。
QED 式の密室 (講談社文庫)
待ちに待ったQEDシリーズの新刊です。
同シリーズの他の本よりは薄いのですが、密度はあります。
ここ数年話題になっている安倍晴明を扱った部分もあって、
「またかぁ。」と思う方もいるかもしれませんが、これは少し違います。
ミステリーなので内容にふれられませんが読んでもらえればこの良さがわかります。
ただファンとしてはもう少し長く読んでいたかったので星は4つです。