告発は終わらない―ミートホープ事件の真相
ミートホープ事件の告発者が書いた本です。
北海道の偽装牛肉事件のミートホープの告発事件の詳細が書かれています。
「なにも告発しなくてもよかったんじゃやないかって?じゃどうなっていたか?」
この言葉が告発者の悩みのすべてを物語っていると思います。
告発した結果として職がが無くなり、会社も無くなり、仲間も失業してしまった。
田中社長が懲役4年の実刑になった事で何が解決するのか。
告発者=裏切り者なんでしょうか。
食品偽装で実刑になって何が解決するのでしょうか。
色々悩まさせてくれる一冊です。
ぼくは猟師になった
大学在学中に、猟師になりたいと思い立ち、罠猟の免許を取得。たまたまアルバイト先の職場で、ククリワナ猟を35年もやってきた先輩を知り、技術を学ぶ。更に他の名人に鴨の無双網猟も学ぶ。野生動物が多い山間のお堂に住み、日中は運送屋で働く。山村だが、netも使え、10分足らずでコンビニがあり、夜は大形液晶テレビで、お笑い番組を見て、イノシシ肉を入れたインスタントラーメンを食べる現代的生活。
猟期(11月15日〜2月15日)には、毎朝と夕に山に入り、仕掛けた自作の罠を点検。掛かった猪や鹿がいれば、棒で撃ち殺し、庭で解体・精肉し、友に肉料理をふるまう。余った肉は、保存のために燻製やしぐれ煮、油漬け、塩漬けや干肉、骨スープにして、無駄なく美味しく食べる。毛皮も試行錯誤した技術で鞣革にする。鹿の角も利用。動物の命をいただいているという感謝の気持ちで、全て無駄なく利用する。猟期外では、春は山野草を採集。夏は、海浜でマテ貝を取る。川では、鮎やアマゴ、ウナギも取る。海に素潜りし、魚を銛で突きタコを手掴みする。住んでいる所の自然の幸を、自力で獲り、食料にして生きる。自然に感謝し責任をもって、その恵みを無駄なく享受する生活。
ワナの図や獲物処理の写真もあり、現代の猟師の生活と猟の実態が良く判ります。著者の独自さを感じるのは、文明の利器である猟銃による狩りはせず、自作の罠による猟だけをしている。捕らえたカモの鎖骨の間から指を差込み、心臓の血管を指で引きちぎって殺す伝統的な方法に感嘆する点などです。現金化や趣味の為ではなく、著者は、野生動物と直接に対峙する時の感動を求め、伝統的な狩猟の心に浸かり、猟をしているように思えます。
鯛という名のマンボウ アナゴという名のウミヘビ 食品偽装の最前線――魚・肉・野菜・米 (晋遊舎ブラック新書 3)
正直、ホラー映画みるより恐ろしい内容です。
でも、説得力あるし、嘘とは思えない。
前から添加物、抗生剤など薬品の現状や偽装など
多少知っていたつもりでしたが、こんなにも(汗)
でも、大量生産するには、こう言う事って
起きちゃうんでしょうね。
見た目に惑わされず、1人1人が自分の食に
責任を持って行く時代なんだと思いました。