このアニメが作られたのは90年代末期ですが、どこか80年代末期のほのぼのアニメを見てるような感じにさせられます。そんな優しい雰囲気を持った作品です。2年間の長期シリーズの少女アニメですが、恋愛要素はかなり少なめで、代わりに家族愛がときどきで出てきます。あとちょっと変わった人とかが色々でてきてます。ゆるーいギャグアニメというのがこの作品の基本かな。
日常+ギャグ+家族愛+ちょっとだけ恋愛っぽい?そんな感じのアニメです。
勢い任せな親のとばっちりで同居するハメになった未夢と彷徨。2人だけの生活でさえ大変なのに、更に宇宙からやってきた超能力赤ちゃん「ルゥ」とシッターペット「ワンニャー」までがいきなり押しかけて…。 多感な中学生と可愛い宇宙人が繰り広げるSF・子育てラブコメディーの第12弾! シリーズのウリでもあるテンポ、キャラクター、ギャグセンスの良さに加えて今回は、彷徨に淡い恋心を抱く可愛い幼なじみアキラと、そんな2人を複雑な思いで見つめる未夢を描いた「彷徨の約束デート」や、近過ぎて気づかなかったお互いの気持ちに戸惑う「平尾町温泉探検隊」他、未夢・彷徨の揺れる気持ちをさりげなく描いた作品をラインナップ。
『だあ!だあ!だあ!』の24話、『停電ハロウィン』が私は大好きだ。 ぴっちり作ってあるからである。 この場合の『ぴっちり』とは作画がどうの、とかそういう問題ではない。 創作する上で、きっちり作品と向かい合って作っている、ということだ。 監督の桜井弘明さんの作品はいつもそうなのだが、本当にきっちり作っている。しかも、作品の中で扱うなかで、どのキャラもぞんざいに扱わない。『水も漏らさない』といった感じである。 それは、愛情の問題もあるのだろうが、作品に対する誠実さという問題ではないかと思う。そして、『自分の伝えたい事』(言い換えれば『テーマ』)がビシッと決まっていて、全てがその方向に向かって作られている。 『停電ハロウィン』はそれが実に表れているから好きなのだ。だからこんなに面白いのに、こんなにいい話なのである。1つも無駄がない。 話しの後半では、過去と現在が優しく重なる。 特に大きな事件は何も起こらないけれど、思わず涙ぐんでしまう名場面だと思う。 是非多くの人に、見て欲しいです。(もちろん、これ以外に収録されている『恐怖のハイキング』『みんな集まれ西園寺』も楽しい作品です。)
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