高品質なゲームをリリースし「ハズレ」のほとんど無いソフトをリリースし続ける、チュンソフトの20周年記念アルバムです。サウンドノベルシリーズを確立した『かまいたちの夜』や、根強いファンを持ち続編の制作を期待され続けている『街』などの楽曲が収録されています。ファミコン初期にパソコン(当時はマイコン?)から移植され、人気を博した『ドアドア』からも収録されており、ゲーム歴の長い方には垂涎のアルバムでしょう。
チュンソフトの「街」の大ファンだった私は、その続編ともいえる「428」も
すごく楽しめる作品でした。
バッドエンドを全クリアするのに、このガイドはすごく役に立ちましたよ!
ゲーム中の小道具や場所の紹介といった記事も楽しめました。
ただ、出来れば全主演俳優サン達のインタビュー記事とか、サブキャラ俳優サン
情報が欲しかったな〜と思いました。
その点は、「街」のオフィシャルガイドの方が充実していたような気がします。
上下巻あるうちの下(解決編)にあたりますが、次から次へと めまぐるしく変わる展開。いったい誰が犯人なのか?というミステリ的な 要素を含みつつも、じわじわと迫りくるような恐怖を味わうことができます! 随所随所に「さすが長坂秀佳!」と思わせるような心理的描写が見られ、 弟切草シリーズを読んだことのない方でも楽しめるのではないでしょうか? 後半部分の詰め込み感は否めませんが読みごたえはばっちり!なので買って 損は無いはず。
<ストーリー> 夏の夕暮れに、山道をドライブしていた主人公と恋人の奈美。
いつしか道に迷い、しかも思わぬ事故で車は動かなくなってしまいます。
途方に暮れて山中をさまよう二人の前に不気味な洋館が現れます。
嫌な予感を感じつつも、洋館内に足を踏み入れる二人。
そこで彼らを待つ者は…?
私がスーファミを買う切っ掛けとなった作品。
サウンドノベルの原点にして俺的最高傑作。
未だにこれを超える「ゲームとして楽しめるサウンドノベル」には出会ってません。
この作品の最大の魅力は、兎に角その豊富な分岐でしょう。
基本的にゲームオーバーが存在しない為、気兼ね無く様々な選択肢を試す事が出来ます。
「この選択肢を選んだら何が起こるのだろう」というワクワク感は、 一度味わったら堪りません。
もっとも、あまりに千変万化するものだから、かなり矛盾が出て来る事も多いですが…。
また、シナリオの数も豊富で、どれも中々凝っていて楽しめます。
そしてもう一つの売りはピンクのしおりでしょう。 これは大笑いしました。
シナリオが増えるだけで無く楽屋オチもいっぱい有ってホントに楽しいです。
プレイを繰り返して、やや食傷気味になって来た所にこう言う「お楽しみ」を出す辺り、実に上手い手法です。
プレイする度に増える選択肢、変化するシナリオ、 悪魔でプレイヤーの想像力を補う為の最小限の絵と効果音…。
他のメーカーさんも、サウンドノベルを作る時はこの基本を押さえて欲しいものです。
PS版の「弟切草 蘇生編」も面白かったです。
「奈美編」が有るのが良かったですね。エンディングも更に先が有るし。
ただ、絵をリアルにし過ぎて何を描いてるのか解りにくかったりしますが(笑)。
SFC時代にサントラCDが出てなくて、気になっていたのですが、
PS版発売に伴い、SFC版とPS版両方の音源が一枚に。
お買い得だと思います。
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