■弟(次長課長/井上聡)の事は、全部わかっとると言い切る、気はいいのだが思いこみの強い男(ケンドーコバヤシ)、工事中の動物園でのデートに、ブツブツ文句を言い続ける、彼女をなめきっている、何でも金に換算する男(こんな男、さっさと、別れちゃえ/笑)大阪の街を歩きながら、カメラアングルや映画の話をえんえんと続けている、映画好きの2人の青年、他、色んな個性豊かな人達が、それぞれのシチュエーションで、喋っている映画です。ちなみに、河本さんは出演していません。「日常」の続編だそうです(わたしは未見です)
実は、「恋の声」の公式サイトで、仮面ドライバー(次長課長の井上聡と、ケンドーコバヤシが演じているストリートミュージシャン)の歌が気に入って、DVDに、その歌が主題歌や挿入歌として使用されていると思い購入したら、初回限定版だけ、仮面ドライバーのCDが付いていて3曲も聴けて、とても嬉しかったです。
CDは何回も聴いて、さきほどDVDを観始めたのですが、独特ですね。メイキングを観ていないので何ともいえませんが、編集で映像が不自然になってしまっているシーンが多くて、観ていて疲れました。できあがった脚本に、それぞれの芸人さんとミーティングして、アドリブを加えていって、推敲(すいこう)した脚本を使えば、もっと良い映画になったのではないでしょうか?
買って何年も経ちます。
買って何回も観ました。
でも毎回笑ってしまうんです。
イロモネアのお客さん審査員のように、笑わずにいられるか毎回試すんですけど笑ってます。
クリア♪
すばらしい女芸人さんです。
過去に女性でここまで芸達者な芸人さんはいたのでしょうか?
ちなみに私の好きなコントは、「吉山外子」です。
ソーセージへの愛をご覧あれ!
29歳の監督の初長編作品としては評価できると思います。ですが、俳優さんのよいところは引き出されているものの、全体としては何かが余計で何かが足りない気がする作品・・・うまく言えないのですが。
俳優さんたちの感想。
次雄役の森田直幸くんは掛け値なしにすばらしかった。抑えた演技が求められる中で、微妙な感情を、表情で身体全体で実に能弁に表現しています。本格派として要注目!
継父役のユースケさんは、キャリアに加え、持ち前の独特な存在感と丸まった背中で期待に応えていました。ここぞという時のセリフ回しがたまらなく印象的。
母親役の友近さんは適役。なのに時折本業の「芸」がちらついて、作品の中の一人として見られないことも。うまいと言ったらとてもうまいのだけれど・・・頭を切り替えて見られなかった自分が残念。
テーマは家族ですが、次雄と友人たちの描写もよかった。学校の下駄箱のところで友人とじゃれあっている場面や、狭い部屋に男友達同士集まってバカっぽく(?)ゲームなどに興じている他愛ない場面が、好ましかった。ああ、男の子っていいなと思わせるものがありました。男の子を撮るのがうまい監督なのでは。少年の群像劇というのかな、彼らをフォーカスした作品を見てみたいと感じました。
監督による小説版も出ており、あわせて読まれることをおすすめします。よく語る次雄(小説)とあまり語らない次雄(映画)、両方味わうと一層興味深いです。
「サッカーがやってきた―ザスパ草津という実験」の辻谷秋人の最新作。
前作はザスパ草津を主題にした作品であったのだが、私が一番感銘を受けたのは最後の章
「ちょっと長めのエピローグ 友近聡朗の“百年構想”―愛媛FC」だった。
2004年当時JFLで草津、徳島、愛媛の3チームがJリーグ入りを目指していた。
結果的に成績、諸条件で他の2チームの後塵を拝することになった愛媛FC。
個人的には結果だけを見て田舎の単なる駄目チームとの印象だったがこのエピローグで愛媛FCに対する認識が変わった。
著者自身もザスパ草津を取材しながら愛媛FCの魅力…友近聡朗という男のパーソナリティに惹かれていったのが文章から見て取れた。
そして2006年、満を持しての愛媛FCのJリーグ入り、愛媛FC本の完成である。
10数年前、人々が熱狂を持って迎えたJリーグの誕生。
物珍しさとともに人々の大きな共感を得たのは壮大な「Jリーグ百年構想」ではなかったか。
百年計画のその最初の10年を終え次の段階を迎えるに当たりJリーグは真の意味で市民クラブといえる愛媛FCを迎えることが出来た。
プロサッカークラブ・愛媛FC誕生までの苦悩と挫折、そして日本サッカー界における意義を
「愛媛にJリーグが出来ればそこがディズニーランドになる」をスローガンに一選手を超えた活動している友近聡朗が自らのドイツでの体験を通して語った壮大な物語の序章。
きれい事だけではなく現実に根ざした厳しい目線、それでいて自らの夢をも友近に託す筆者の姿勢も好ましい。
今のJリーグに疑問を持つ人、サッカーに興味がなくても現実に破れ本来の夢を忘れた人、挫折から立ち直れない人などに
夢を持って前に進むことの大切さを友近聡朗の生き様を通して感じて欲しい。
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