聞く度に涙が止まらなかった「愛の中で」も、ある意味安心して聴くことが出来る。1982年の呪縛から逃れることが出来る。明るく再構成されたoff course時代の楽曲たちは、「愛を止めないで」ほどの衝撃はないけれども、それぞれが素敵なのだ。
出来れば、本当に出来ればなのだけれども、「僕等の時代」が聴きたかった。この曲がリメイクされたら、もう涙が止まらなくなるかもしれない。
来年のコンサートのオープニング、今からもうわくわくしてたまらないのだ。気球なのか、舟なのか?それともジェットコースター?
カッレーラスに関しては、カヴァラドッシは3つの録音 を残しているが、これがその中でもっとも充実しており、 文句なし最高の出来。 カバッレ姉とのスペイン・コンビは最高! トスカにはカッラスとテバルディという最高峰が存在 するため、他の歌手は軽視されがちだが、カバッレや カバイヴァンスカといったリリックなアプローチの偉大な トスカもいるということを声を大にしていいたい(但し、 リッチャレッリは声量の点で問題外)。 カバッレの気が遠くなるような美しい高音ピアニッシモ には、身体ごと天界に吸い込まれてしまいそうな錯覚 すら覚える。 個人的には、最高のうちの一枚(除スカルピア)。
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