新生児、小児の分も載っているが、診療対象とする予定は無いのでさらりとしか見ていません。
ACLS, BLSは年々簡単になってきてABCからBACに変更、カプノメーターの使用を前提とした処置(救急室に置いてあるところあったかな?)、細かい所ではchest compressionが100/min「以上」とか、2インチ以上押すとか。経皮的ペーシングは徐脈がHR < 50でdemand rateを80/minにしてたけど、確か以前習ったのはHR < 60, demand rate 60/minだったような…。
正直現実的にはどうでもいいことなんだけど、多分どこかで誰かがこの知識を披露しているはず。BLS, ACLS, JATECなんかは「お作法」みたいなところがあるようで、救命室でまず先にCVとったり挿管しようとすると「今は必要ない」と厳しい人に怒られる。
ちょっとずれたけど、初めてBLS, ACLSに触れる人にとっては簡潔すぎて難しいかもしれないけれど、一度講習を受けて新しいのはどうなのだろうとか知識を復讐させたいと思っている人には格好の教材。「・・・」ガイドライン2005とどう違うのかというハイライトもあるので合わせて読むといいかも。
私の診療所では、パラメディカル、医療事務職員に配布して、内容を理解し、分からないところは指導しております。BLSは一般市民でも必要な医療技術ですから、医療機関の職員なら必携の1冊と考えています。
*** 当然の事ながら、黎明期には苦難と希望が交錯する。それを美化してはいけないが、正当な評価はしてあげるべきだ。 ざけんなケンちゃん、と揶揄された、長沼健の語りが秀逸だ。釜本の不遜な発言も、彼のプレーを見てしまうと納得がいく。そして、彼を超えるストライカーが出てこない秘密も、ここに凝縮されている。 チーム戦術は年々高度になっている。しかし、個の力は当時から、それほど進んでいない。取巻く環境は、遥かに良好なのにもかかわらず。
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