厚みのあるチェロの音がまずいいと思います。
クラシックの奏者がポップスを弾いてヒットさせることは珍しくなく
実力より曲の耳なじみで売ってしまうことはよくありますが、この
場合はそうではなくて、クラシックを弾きこんできたのだけれど
自分が好きな曲を、さらに弾いている、という感触です。
東京都交響楽団の主席チェリストとしても活躍している方ですが
大変都会的なセンスを持っている演奏家だと思います。
選曲もスタンダードの名曲がずらりと並び、イージーリスニングとして
聴くというよりは、手練れによるポピュラー・コンサートを楽しむ感じで
聴くと、肩の力が抜けて、こちらも楽しいと思います。
今まで数え切れない80`Sのオムニバスが出されてきましたが、今現在で最も充実した内容と言えると思います。2枚組みで1枚目は、ロックテイスト中心、2枚目はバラード&ラブソング、ライト&メロウ系が執心という構成です。 曲目は、DISC1は、ドラマですっかり有名になった1「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」(フレディ・マーキュリー)、80`SのUKミュージックの2「テイク・オン・ミー」(a~ha)、10「カーマは気まぐれ」(カルチャー・クラブ) 13「ヴィーナス」(バナナラマ)16「君はToo Shy」(カジャグーグー)そして、まさに80`Sを象徴するMTV&ナイル・ロジャースミュージックの3「ライク・ア・ヴァージン」(マドンナ)、4「リフレックス」(デュラン・デュラン) 7「レッツ・ダンス」(デヴィッド・ボウイ)、そして締めはあの時代の音楽の牽引的役割をしたベストヒットUSAの番組テーマの18「サーフサイド・フリーウェイ」(ヴェイパー・トレイルズ)です。 DISC2は、80年の幕開けと共になくなったjohnの「ウーマン」から、彗星のごとく表れ、バラードで心をつかんだ「すべてをあなたに」(ホイットニー・ヒューストン)、80年代にデヴィッド・フォスターのプロディースで新境地を開いた名曲3「素直になれなくて」(シカゴ)、ライト&メロウの世界を広げた5「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(クリストファー・クロス)13「カサブランカ」(バーティー・ヒギンズ)16「I.G.Y.(ドナルド・フェイゲン)、ちょっと渋めの選曲で当時の知っている人にはたまらない 11「変わらぬ想い」(ジョージ・ベンソン)、17「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」(グロ-ヴァ-・ワシントンJR )と、単にヒット曲の寄せ集めではなく、2枚の中に80`Sという音楽をうまく盛り込んだ内容だと思います。
どこかで聴いた曲ばかりなので、どこか懐かしいようなそれでいて新しいような
不思議とリラックスした気分になるアルバムです。
「蒼いノクターン」をオリジナルに近いアレンジで弾きたくて購入しました。
完全にオリジナルでは無いかも知れませんが、期待通りのアレンジで、満足です!
これからじっくりと弾きこんでいこうと思います。
オーストラリアの田舎町。二人姉妹の隣の家に都会で活躍していたDJが引っ越してきた。DJケン シェリーをめぐり姉妹の間にラブバトル勃発!ダサ可愛いブラックコメディ。1996年カンヌカメラドール受賞作品。主演ミランダ オットーの田舎臭い演技がかわいらしくて好感が持てる。
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