これまた、フジミのベテランキットです。 安いし、パーツ少ないし、寺院建築入門には向いてるですが、以下注意すれば、とても 実感ある銀閣寺ができるでしょう。
1 銀閣寺のキモは、1層、2層の障子部、壁、ほかの白いところです。 あらかじめ該当パーツを白で塗装します。エアブラシがいいですが、筆塗りなら、細い面相筆でこまめに 塗っておきます。 2 層ごとに、組み付けてしまいます。 3 屋根は、3部ありますが、ふつうの塗装をしても実感がでません、ので、 タミヤの情景塗料のダークブラウンを盛り付けてみましょう、すごく銀閣寺らしさが 出るのを感じるでしょう。 4 各部の塗り分けは、はじめに、スミ入れをしておいて、それに沿い、塗装すると楽です。 5 てきどにウエザリングすると、さらに実感が増しますね。 6 置き台も、タミヤの情景塗料のグレーを盛り付けると、いい感じになります。 7 天頂の鳳凰ですが、注意すれば、組めます。 パーツは3個のみ、ニッパーで飛ばないよう、切る。 本体のメッキ部をナイフで削る、 羽根2枚の 接着部を ナイフで飛ばすー切り離すということです。 タミヤの白瓶とか、スチロール系のセメントを盛る、 ピンセットで、もっていく、しばし保持、つきます!
以上です。おためしください。Nゲージにもってこいのストラクチャーですよん。
私も作者もそうですが、人それぞれ違った考え方を持って生きています。 人それぞれ違うなかで色んな考え方や生き方を見聞していくことで、自分の人生を作ってゆくのだと思います。 作者は自分自身の人生の中で体験したことから自分の行いや考えを省みて、さまざまな考え方を常に模索しながら生きているのだと思いました。 人が悩みながらも苦しみながらも生きていくその有り様を素のままに書かれた本だと感じています。 宗教だとかは関係なく、同じ時代に生きる一人の人間の生き方に共感出来る部分は取り入れ、そうでなければそういう考えもあるのだと知ることも出来る本だと思います。 さまざまな事を見聞しても最終的にどの様な生き方をするかは、自分自身が決めることだと私は思っています。
“公式ガイドブック”を名乗るだけあり、150を超える神社仏閣の由緒縁起や見どころが、各寺社見開き2ページでコンパクトに紹介されている。
通称・俗称と正式名称を併記したり、宗派や本尊の名称を読み仮名入りで記載するなど、非常に気配りがされている。遍路巡礼者はもとより、私のような不信心な者にも、教養や常識を弁える意味でとても参考になる。
本書のウリは、寺社の建造物を写真でなく鉛筆描きの細密画で紹介していることだ。
大ベテランから若手まで約30人の描き手が分担して描いたモノクロ世界には、しかし、写真と見紛うばかりの、ときには写真が語り得ぬディティールが盛り込まれ、見事と言うほかはない。
たしかに、写真、とくにカラーでは、各寺社の一種ミステリアスな荘厳さや居住まいを必ずしも上手く表現できるとは言い切れまい。要らぬ固定観念を与える恐れもあろう。それに、建造物の最も魅力的な姿を切り取ろうとしたとき、あるいは周囲の木々や不自然な人工物が邪魔をしたりイメージを損なったりすることもあり得よう。
しかし、変な作為を加えたと見るのは筋違いだ。むしろ、印象を散漫にする懸念雑念を払拭するという意味で、この手法は成功していると思う。
残念なのは、地図の扱いだ。
各ページ右下隅に3センチ四方程度の扇形で嵌め込まれているが、紙面の制約で鉄道や道路などが十分に描かれていない。中には、近在の目標物が道路1本だけしかない、というものさえある。
また、図面により縮尺がマチマチらしく、その明示もない。他の寺社と比較して距離感や所要時間の見当をつけにくいのは大きな減点材料だ。巻末にいちおう折り込み地図はあるが、これにも縮尺明記がない。
たとえば、各章の冒頭に地域の中域図を入れ(当然縮尺表示も)、周辺との相対関係をきちんと把握できるようにするべきではなかったか。
足利義政=東山山荘を中心にして、先例庭園(西芳寺等)を探ってゆく。しかし、中世期庭園の当初の姿を示す絵図等は残っていない。著者は、文献資料(禅僧の日記等々)を渉猟してその姿を推測してゆく。そこで、東山山荘(現銀閣寺庭園)の苑池が当初より縮小されている可能性や、石組みが江戸期に作り直されている可能性などを指摘してゆく。
今庭園をそぞろ歩く私達は、中世そのままの姿を体験しているのではない。それは半ば中世の姿の幻影のようなものだ。義政や夢窓といった中世人の面々の幻が語りかけてくる、微かなささやきを感じつつ、庭を廻るしかない。
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