BOXは高いし、特典ディスクはよほどナイト〜が好きな人以外は別に面白くはないと思うのでこっちの方を買えばいいと思います。映像特典は予告編だけだけど、ロメロ監督やキャストのコメンタリーがついてるので結構満足度の高いディスクなんじゃないかなと思います。この作品の他にもゾンビも死霊のえじきも安くなるので、できれば全部そろえてロメロ監督の偉大な仕事ぶりに感動して欲しいなぁなんて思います。 白黒だからって敬遠する人も多いと思いますが、まず観て欲しいです。白黒画面の中のゾンビは不気味で魅力的だと思います。
内容については文句のつけようもありませんが、仕様について幾つか疑問点があります。 一点目、音声仕様について、なぜ、ドルビーまたはdts5.1音声が収録されていないのでしょうか?以前、他社から発売された物には収録されていました。権利問題がクリアーできなかったのでしょうか? 二点目、原盤が古く音楽、効果音、セリフの独立マスター音源がないせいなのか日本語吹替が収録されていません。これは努力して欲しかったです。過去、同作品の改悪版とも言われた「最終版」がありましたが、日本語吹替が収録されていたことは評価に値します。 三点目、同時期に発売されるソンビ(アルジェント版、米国公開版、DC版)について、出来ればBlu-rayも同時発売して欲しかった。新世紀完全版DVD−BOX問題があって難しかったのかな。来年以降の発売になるんでしょうか?その時には、死霊のえじきやクリープショーのBlu-ray化も出来ればお願いします。
旧作では役立たずのままであったヒロインが、どんどんと(精神的に)強くなっていきます。 やはりキャーキャー言うだけの拡声器じゃダメだよね。
序盤こそロースタートですが、白黒時代との比較だからある意味当然でしょうが、 旧作よりテンポもよくなりました。 行動力のある黒人はそのままに、憎まれ役であるどうしようもないハゲオヤジも健在です。
メンツは同じなんですが、後半からオチまでの展開は旧作と違いますし、旧作を尊重しつつ、 ただなぞるだけではないストーリーで、リメイク版しての出来はかなり優秀な部類だと思われます。
★5の理由は原版との比較、処理のうまさという点からです。
リメイクと銘打ってはいても、あの「死霊のえじき」とは別物ですね。
あの独特の陰惨とした雰囲気は感じられず、アクション色の強いサバイバルホラーと
いった印象でした。が、しかしコレはコレで見応えのある満足のいく出来でした。
天井を這うわ、ジャンプはするわの敏捷な動きで、ヒロイン達を追い詰めるゾンビ達
は観てる者の緊迫感を煽り、所々早回しが使われてるのも効果的でした。
ただ主演のミーナ・スヴァーリはすごくかわいい女優さんだけども、軍に籍を置いて
いるような人間には見えず、ましてや伍長なんて設定はどうにもねぇ・・・。
キャスティングに少しばかりの違和感はぬぐえないのは事実ですが、リメイク版の
「ドーン・オブ〜」の好きな私としては、充分に購入に値する映画でしたね。
74年イタリア=スペイン合作の劇場未公開作「ナイト・オブ・ザ・リビィング・デッド」(68)の亜流物ながら人気が高い作品である。
日本公開当時 未だ、人食いゾンビ映画は殆ど知られておらず、強烈なインパクトがあった事が一つ。
「サンゲリア」(79)と同じ特殊メイク担当ジャネット・デ・ロッシによるゾンビ・メイクのリアル感覚(丸で本物の死体の様な気色悪さ)が一つ。
この手の物の元祖スプラッター場面による衝撃的な内臓と鮮血のリアルな残酷描写が一つ。
オカルト・ミステリー・タッチで展開される演出効果、効果音の薄気味悪さが怪奇な雰囲気を醸し出す事に功を奏した事が一つ。...等。
物語設定は突っ込み所は有るものの、ゾンビに次々と襲撃され食い殺されていく映像表現だけで充分ホラー映画の醍醐味が味わえる。特に墓場(霊廟)と病院で繰り広げられる惨劇が見応えあり。 ゾンビ・コレクターは絶対買う、持っている一本。(笑い)
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