「目には見えないけど、板尾家は4人家族になりました。」板尾創路
アマゾンの画像には帯が写っていませんが、届いた本についていた帯の
この言葉を見ただけで、ぐっと来ました。
奥さま(=文中では「ママ」と呼んでいる)に待望の命が宿った
7年目の板尾日記です。
あいかわらず忙しく日本と海外を飛び回り、その中でたまのお休みには
奥さまや親友と一緒に、または自分ひとりでリフレッシュ、
そしてどんなに忙しくても英美ちゃんのことを考え続け、
お墓に「お話しに」行く、板尾さんの毎日が書かれています。
毎日の日記はほんの数行だけど、隅々まで板尾節。
思わぬ深い言葉に考えさせられたり、思わず吹き出してしまったり。
この年の日記には東日本大震災のことも書かれています。
板尾さんが震災について思うこと、クリスマスに思ったこと、
ああ、お父さんなんだなあ…と。
毎年読んでいます。毎年読みたくなる日記です。
早くも「板尾日記8」が楽しみです。
凄いの一言!今までの警察シリーズと違ってるけどどんどん引き込まれてまう。今1番好きな作家さんです。
多少、滑り気味なのは仕方ないかもしれません。
会話が古臭いのも四半世紀を過ぎればまた同じ。
黒川さんの作品はこれが初めてですが、面白かったです。
ただ、美術とあまり関係なかった気もするし、キャッツアイを死体の口にねじ込むのも無理がある気がしました。だって、換金すれば高価なものですから。
なんとなく赤川次郎を連想してしまいました。
板尾さんが面白い役かと思いきや、真面目刑事役。
そしてクールな役が多いイメージの田辺さんがおちゃめな刑事役。あの涼しい瞳をキラキラと子供のように輝かせ演じる田辺さんのギャップが良かったです。
回によって、はっとさせられるトリックだったり、普通かな?と思う回もありながらも深夜帯のドラマにしては面白い内容でした。
東野圭吾の「たぶん最後のご挨拶」を読んだ。東野ファンとしてはとても楽しい本だが、彼の作家としての自叙伝なので一般向きではない。
その本の中で、彼が絶賛していたのが、黒川博行の切断。東野作品で言えば、「白夜行」に近いノワール(ミステリ小説の一分野。犯罪者の視点に立ったものや、過激な暴力を盛り込んだリアルな作品をさす。)趣向の作品。今日、読み終えたが、とても良かった!◎
単行本と文庫本とではラストが書き換えられている。もちろん、スウィングは文庫本のラストを支持したい。
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