宝石箱のような夜景の見えるレストランの最上階で両手いっぱいの薔薇をプレゼントされたワケでは無く、
吸い込まれそうな晴天の日に瞳に映りきらないくらい広ーーーい蓮華畑に連れて行ってもらった感じです。
華やかでパァッと目を引くわけではなく、良く見ると気付く素晴らしい世界が潜んでいて、
それをちょこっと見せてもらっている…そんな気分にさせてくれます。
この方の漫画、自分的に本当はもっと「スゴいッ!!面白いッッ!!!」と強気で押したい本なのですが、
何故だかひっそりとオススメしたくなります。
とにかく好き/嫌いは別として読んでみて損はないかと思います(^^)
11巻の続きは、どーなったの?もしかして、黒歴史にしちゃった? 12巻は、いつもの荒川河川敷が戻って来た感じです。面白くて、切なくて。とても良かったです。ただ私的にいつかは、11巻の決着をつけていただきたいと思っております。あと、なんか、いつものP子が帰ってきて良かったです。
一見して分かるとおり、文字ネタ・目のアップ・原色多用・背景の簡略化(陰影無しのグラデーション)・実写ネタなどなど…、新房監督ならではの演出が目白押しになっているんですが、原作の持つシュールな雰囲気に良い具合にマッチしており、キャスティングも含めて理想的な出来になっていると思います。原作では基本モノクロなので当然ですが、カラーで動き回る河川敷の住人達は全員圧倒的な存在感です。化物語ほど演出過多でもなく絶望先生ほど実験的な作りにする訳でもない、非常にバランスの取れた作りになっており、尚且つ基本的に原作通りの進行なので原作のファンの方も安心して見られると思います。
2話入りながら他のアニメと比べても良心的な値段なので、非常に好感が持てます。昨今氾濫するラブコメとは違うベクトルの異端作ですが、原作を知らない人にもお勧めの作品です。
なんだか不思議な感覚だ。エレクトロサウンドが幻想的な舞台を広げ、その上に文学性の高い歌詞が乗っかって立体的な音像を形成。それぞれの楽曲に風景や物語としても強いイメージを残していく。まるでデジタル式のフォトフレームに色褪せた写真が映し出されているような、新しくも懐かしい感覚。
Galileo Galilei。初めて聴いてみたのだけれど、正直もっと青臭いバンドだと思ってた。もちろん、ロックの持つ少年性やセンチメンタリズムは随所に潜んではいるけれど、こんな形に昇華してしまうとは。 今オーセンティックな若手バンドも少なくないし、ダンスナンバーもウケていると思うけど、Galileo Galileiはその間で絶妙なバランスの自由な音楽を鳴らしている。それも狙ってやっているわけではなく、製作環境を整え純粋に音楽に向き合った創作の賜物だ。こんなバンド、今いないんじゃないか?それくらい新鮮な衝撃だった。
そもそも作詞作曲能力だけでも才能を感じる。「老人と海」や「花の狼」などの物語の紡ぎ方はやはりバンプの系譜に当たると思うし、ゼロ年代以降のギターロック界の旗手に成り得る素養はある。アルバム全体に漂うトリップ感も、単なる電子音の重なりによるものではなく、その隙間を自由に泳ぐメロディーラインと、柔らかい歌声があってこそ。地力だけでも充分魅力的なバンドだといえる。
そんなデジタルとアナログの有機的な融合、サウンドメイキングとソングライティングの結晶が、このアルバムである。2枚目にしてこの境地。素晴らしい。 しかも、これは旅立ちを歌ったアルバムだ。若くして新たな地平に立ったバンドが、ここからさらにどう進化していくのか楽しみだ。そんな思いも馳せながらつつも、まずは、現在進行形で進化しているロックの今を、このアルバムで感じている。
順調に読み進めています。
やっぱり面白いです。 ニノの正体が気になって仕方ありません。
まだ読んだことのない方は是非一環を!!!
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